休みに入る前の一時

ふっと息を付き　

満天の星空を眺める


明日何をしようかな

明日何処に行こうかな

そんな事をふと考え

束の間の一時　夜空を眺める


心は今　至福の時


近くて遠い　家族の事や

愛しき人の事

長らく会う事のない友人

星空を眺めながら　ふと

過去の事が甦り

星空の星の様に　現れては消える


輝く星空の前で

自分の歩みや　成長のなさや

一体自分は何をやってきたのだろうと

宇宙の大きさに圧倒されながら

自らのちっぽけさを思う


あの星の中の何処かに

地球と同じような星があり

そこまで行ける様になるまで

生きていないだろうな

そんな事を考えながら

束の間の休息に入る


今まさに　至福の時

お月さまにウサギがいるって言われてた

文明が未発達だった時代

多くの人間が夢を持っていた


電球一個作れない人間ばかりの筈なのに

文明は驚くべき速さで進化し

おとぎ話ですら単なる子供騙しでしかない



一体誰が　宇宙の外に出ようと考えたんだろう

一体誰が　ケネディを暗殺したんだろう

僕の祖先は　平安時代何をしていたんだろう


文明が少々栄えたとしても　そんな事もわからない

そんな事知らなくていい

知りすぎて　頭でっかちにならなくていい


僕らの出来る事　知りえる事

僕が知っているのは　ただ

君を好きで好きで仕方ない

ただそれだけでいい


そして　君が僕の事

好きでいてくれたら

後の事は何も知らなくていい


そしたら　月にウサギがいるって

本当に信じられるかもよ

貴方の悩み

私が解決して
差し上げましょう

私は
不死身のタフネス

噂のタフネス


で
お悩みというのは？


嘘？

欺瞞？

傲慢？


そんなものすぐ忘れなさい

そうです


貴方が見てきたこと

全部嘘

みんな嘘

口から火を吹く

嘘800馬力


呼ばれてないのに

ジャジャジャジャーン
口から火を吹く

ジャジャジャジャーン

残念ながらまた来週

あらあらかしこ

肩を寄せあい 寒い冬を歩く

早く夏にならないかと考えながら 吐息を一つ

微笑んでくれる笑顔に申し訳なさを感じながら 冬の夜空を眺める
まだ 夏は遠そうだ

それまで一緒に いられるといいね

夏の海 二人で

一生に一度だけ

言い訳させてくれ

今の自分がどんなに見苦しくても

卑屈に見えても

みじめに見えても

かっこ悪くても構わないから

君を失いたくない


見栄

体裁

イメージ

そんなのどうだっていい


誰かの虚栄心を満たす為の

見世物でも

友達に見栄を張る為のものでも

とりあえず寄りかかる人間が

欲しい人への精神安定剤でもいい


それでも

惚れた俺が馬鹿なのか


人同士の付き合いって

肚の内探る　騙し合いなのか


そんな面倒くさい事どうでもいい


隠しているその手を広げて

向き合えるのか

それとも

ただのご機嫌取りを

続けなくてはならないのか

俺にもわからない

ただひとつだけ言えること


今の君を失いたくない

後に後悔するのは

俺か　君か

誰にも分からない

別に歌いたくない

もう続けたくない

かといって終電車もない

家にも帰れない


便所から出てこない奴がいる

いびきかいて寝てる奴がいる

仕事が終わってない奴がいる

不満をぶちまけている奴がいる


誰も聞いてない

誰も歌いたくない

誰もが帰りたがってる

誰一人望んではいないのに


迷惑だから　これで終わりにしよう

時間つぶしに歌ってやるよ

これが最後のナンバー

やっと帰れる

深夜２８時のカラオケ

何故か本音を隠してる

すごく不満溜めながら

人がいなくなってから陰口たたいて

死人に鞭打つような真似をする


そうさオイラはサラリーマン

舌も三枚あるサラリーマン

人に気使いしても

人には気遣いして貰えぬ

悲しき悲しきサラリーマン


お金の為だから

出世の為だから

めんどくさいことパスしたいから

できるだけ楽したいから

女にもてたいから


今日もわかった振りをして

愛想笑いを浮かべ

常識ありげな顔をして

頭の中はカラッポウ


心の中で不満を溜め続け

寂しき夕食　一人採る

悲しき　悲しき

サラリーマン


おいらの人生

どうがんばったところで

たったのたったの

２億円


一生２億円分の我慢

満たされなくって

苦しくて

気がつけば

いつも一人ぼっち


誰かに理解してほしいのに

つまらない意地だけ張って

気がつけば　いつも一人ぼっち


謝ればいいのに

甘えればいいのに

その一言が言えなくて

出来なくて

気がつけば　いつも

一人ぼっち


そんな僕は

あまのじゃく

今日も明日も

明後日も

きっと　あまのじゃく


でも　あまのじゃくだって

疲れる

あまのじゃくだって

泣きたい

あまのじゃくだって

寄りかかりたい

でも　それができない

あまのじゃく

曇った明け方の静寂を切り裂くように

人っ子一人いない夜明け前の狭間を突き

白い闇を抜けて　バイクが通り抜ける




晴らしようのない憂鬱も

どうすることもできない失恋も

誰かの独りよがりなエゴも

誰かの身勝手な傲慢さも

やり場所のない怒りも

意味のない愛想笑いも関係ない


爆音を轟かせ　突き抜ける

全ての面倒な事　皆駆け抜ける


たった独り　僕だけの為に

飛んでみたい　空高く

息切れるまで　走り続けたい

時間の許す限り　君と遊んでいたい

明日のこと気にせず　どこかへいってみたい


全部願望　全部妄想

永遠の欲求不満


現実は厳しい　そうはならない

ひまがあるときゃ　金がない

金があるときゃ　　女がいない

女がいるときゃ　　自由がない


理想が叶えば　　苦労はない

お金があっても　全部は叶わない

女がいるときゃ　よその女が気になる


１００％満たされるなんて　永遠にない

永遠の欲求不満


せめて　半分でも満たされれば

もっと幸せなのにな