独り　孤独の中

一時の優雅

退廃　やすらぎ

それも全て夢

わずかな時間だけ許された

束の間の夢


そして　慌しく

また　次の日が訪れる

静かに眠り

また　目まぐるしい一日を迎える

明日の太陽は　いったい僕に

何を教えてくれるのだろうか

ない時は喉から手が出る程欲しがるくせに

手に入れたら入れたで

何だ　こんなものかと思う

人間いつまでも

同じ事の繰り返しなのでしょうか

突き抜けたい

たとえ其処に明日がないのは

分かっていても

信じてみたい

考えるのも嫌になる現実しか待っていなくとも


生きている限り

いずれ明日は訪れる

それならば少しでも

明日を信じていたい


それが出来なくなったら

俺の価値　ゼロ

物事マイナスに考えても

やはり　ゼロ

それならば　例え嘘でも

明日を信じる

其処に何も待っていなくとも

信じる先に道がある限り

必ず「突き抜けられる明日」を信じて

息が苦しい

胸が痛む

気づかない内に

眼が眩んで行く


ずっとそばにいて

二度と離さない

これが最後のチャンス

誰に渡さない


君がそばにいるだけで

全てが報われる


ただ　それでいいのか

俺が俺でなくなっても

本当にそれでいいのか


分からない

教えて

俺自身を取るか

君を選ぶか

見た目がきれいだの

人当たりが優しいだの

結局　人が求めるのは

表面づら（うわべ）だけ


誰がどれほど優れていても

結局　評価されるのは

要領のいい奴や

お世辞が上手く

人当たりのいい奴だけ


所詮この世は　本質など問われないのです

大切なのはうわべ

見た目

表面づら

偽善者

利口ぶった奴

優しそうな奴

騙す馬鹿に

騙される馬鹿


俺には無理

うわべだけ

小さな夢　叶えて欲しい

明日の朝まで眠る

ほんの少しの間の

つかの間の夢


明日晴れるといいな

時が永遠に続くなら

好きな時　好きな所にいけるなら

まず　夜空に神々しく輝く

あの月までいってみようか

思い出したくない

切なくなるから

でも思い出しちゃう

忘れたいのに


君よりもっといい女みつけてやるって

ずっと思っているのに

肝心な時　思い出すのは

やっぱり君の事


未練がましいかもしれない

見苦しいかもしれない

勝手かも知れない


でも　やっぱり君が好き

君だけが好き

今更そんな事言っても

どうなる訳でもないのに


馬鹿だな　俺と自分を悔んでみても

どうする事も出来ない

取り返しのつかない事

もう戻らない


それでもまた　明日が来る

君のいない明日が


悔しくなんかないやい

寂しくなんかないやい

無駄に強がる俺

本当、馬鹿だよね

馬鹿で結構


いつまでも　　

泣き言ばかりいってられないもんな

だろ？

今を生きたい

人生が続く限り

永遠に

輝く君であって欲しい

生きる規律を知りたい

悟りを得たい

滝に打たれるとか

新興宗教に入るとか

そういう事じゃなくて

自分が何者なのか知りたい


誰かに好かれる為に

自分以外の自分を演じる事も

見栄や体裁を整える為に

くだらない意地を張って

素直になれない事も

嫌な事も嫌と言えず

人にいい人と云われる事も

意味がない


自分が何処から来て

何処に迎い

何を得るのか

それだけを知りたい


後は何もいらない