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[112] 納得のいく負け・不本意な勝利
詩人:beet [投票][編集]

負けを受け入れちまっている自分がいる。

現実はこんなものと、言い聞かせている自分がいる。

夢なんて持つべきではない、と諦め掛けている自分がいる。

本当は内心「冗談じゃない」と思う自分がありながら。


納得なんかしていない。

冗談じゃない。

そう思いながら、どうにもできないもどかしさと

自分の限界を感じながら

その憤りと現実とのギャップに耐えかねる自分がいる。


何を隠す必要があるのか

何を大人のフリをして、自分を押し殺す必要があるのか

それってホントに大人と言えるのだろうか


分かったフリしていることってそれ程大事なの?

その場だけ取り繕うことってそんなに大事なの?

やっぱりそんなの我慢出来ない。

納得がいかない。

誰かのサイズに合わせて、自分を押し込める訳にはいかない。


誰かのためでもなく

大義名分を必要とする訳でもなく

自分がいいカッコする為でもなく

組織の為なんかでもなく

「納得出来ない・冗談じゃない」


人から忌み嫌われても

煙たがられても

陰口叩かれても 構わない

誰かに媚を売って勝つぐらいなら

やるだけやって負けた方がいい。


納得のいかない勝利を得る位なら

不本意なまぐれの勝利のなどいらない。

僕が求めているのは「納得のいく負け・不本意な勝利」

もしかしたら、この一点だけなのかもしれない。






2008/09/01 (Mon)

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