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beetの部屋


[127] よく晴れた 初夏の朝
詩人:beet [投票][編集]

疲れているのに 寝付かれない

もっと 寝てていいのに ふと目覚めると 外は気持ちいいほどの晴天


こんな日よく晴れた日は 遊びに行きたいのに 何もできない する気もない


金もないし
何よりも君にもう会えない

失ったものの大きさを毎日感じ

早く忘れたいと思っているのに 忘れることができない

孤独でいるのが耐え難く 独り風に乗る


行く宛もないのに
ただ 気休めで独り雑踏に紛れる


この空と同じように
僕の心を晴天にしてくれることを願いながら

どういう訳か
もうじき梅雨だと言うのに

用事のない時に限って気持ちいいほど晴れている


そして僕は独りぼっち

2009/05/20 (Wed)

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