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とーれぱすての部屋


[42] また、冬
詩人:とーれぱすて [投票][得票][編集]

8回目の冬
朝晩寒さが増す日々に
「今日も寒いね」と
君は誰と交わしていますか

言葉の節々に落ちていた影を
抱えながら歩いていた君

赤く染まった夕暮れ
葉が落ち 寒そうな木々を横目に歩きながら私は
また今年も君を按じています


どうか 君を
愛してくれる人と幸せになってください。
どうか 無理をせず
そのままの君でいてください。
私はとても幸せに暮らしています。
暖かく柔らかい風が、
満開の桜を運んでくる春を楽しみに
寒い冬を越すことになりそうです。


8回目の春を待っているとは思えないほど
君が隣にいてくれた

寒いけれど暖かい冬を
未だに鮮明に覚えているのです

本当に






2022/11/17 (Thu)

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