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とーれぱすての部屋


[48] 遅延20分
詩人:とーれぱすて [投票][編集]

特急電車強風で低速運転
乗客の僕は遅いと感じるが
自転車に乗るきみからしたら
遅くは感じないのだろう

過ぎ去る景色の中
公園で楽しそうに遊ぶ親子
でもきっと僕には分からない
辛さもあるのだろう

計り知れない物差しの存在を
忘れてない僕はまだ
救われるのだろうか

僕の勝手な物差しで
推し量っているのか
僕は誰かを救いたいのだろうか
僕はきみを救いたいのだろうか
僕はきみに救われるのだろうか

通常速度に戻った。
見える限りの生が
一瞬で過ぎ去っていく

2024/01/25 (Thu)

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