特急電車強風で低速運転乗客の僕は遅いと感じるが自転車に乗るきみからしたら遅くは感じないのだろう過ぎ去る景色の中公園で楽しそうに遊ぶ親子でもきっと僕には分からない辛さもあるのだろう計り知れない物差しの存在を忘れてない僕はまだ救われるのだろうか僕の勝手な物差しで推し量っているのか僕は誰かを救いたいのだろうか僕はきみを救いたいのだろうか僕はきみに救われるのだろうか通常速度に戻った。見える限りの生が一瞬で過ぎ去っていく
[前頁] [とーれぱすての部屋] [次頁]