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青央紗の部屋


[58] 異情空
詩人:青央紗 [投票][編集]

流れ星が雲を覆い尽くす

空飛ぶ雲、愛は虚ろな言動を生む

君の耳飾りに指先でそっと触れるその音
冷たくて青くて凄まじい早さで空を行き交う

しびれるその音楽に虜になるのよ

瞳を見つめる度に

静けさが愛の音波を流す

そして奇妙な幻影が光を増す

柔らかい羽をひとなでしたら
空を飛ぶ事が可能になるのだろうと思った

君はクスクスと呟くように笑っていただけ

体が冷たくて動かないとき
君はどんな血液を私にくれるのだろう…
愛とは変でいて否めなく暖かく痛くて

ワタアメのような感触…
これからも君とずっと食べてるのね…

2006/11/07 (Tue)

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