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青央紗の部屋


[63] 真実の傷薬
詩人:青央紗 [投票][編集]

夢の中で空が光る

青い煙が地球を覆う
柔らかい唇から
滴る血

かわいいものだけ
溺愛する

ネコの手のひらが小さな花の大きな花畑に触れる

星が回転しながら
私達の前に優しく現れる

柔らかい肌に朝日がキラキラ照りつける
割れたコンクリート
隙間には日差し

君は誰もいない景色を進み行く

鮮やかな光と共に

切なく感じた事も
楽しい事態だと言い聞かせた

水色の綿毛の先に
光の泡がキラメク

大きな瞳で静けさの朝と空見上げる

体内に吸い込まれるきめ細やかな愛情

真実の傷薬

色とりどりの砂糖が私の道を照らし続けた

私の標準世界
進め


2006/11/20 (Mon)

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