詩人:ファルセット | [投票][編集] |
ただひたすら臆病になって
振り返ることも目を向けることもできず
かといって前に進むわけでもなく
あいつはいったいぜんたいどこに逃げているんだ?
と自分を他人に置き換えてまた逃げる
詩人:ファルセット | [投票][編集] |
私は果てしなく感情が無い
私は何も感じないし何も湧かない
それ故に感情を言葉に表して
それをこうして残している
しかしそれは言葉であり文字であり
しかしそれは感情ではないのかもしれない
私の一生はもう終わっていて
私の勘定はもう終わっていて
詩人:ファルセット | [投票][編集] |
大人になればなるほど
人の愛し方を忘れてしまう気がします
初めて手紙をもらったときのあの緊張感
あれは10歳のとき
初めて自分から人を好きになったあの初恋
あれは14歳のとき
初めて精神も肉体も愛し合ったあの夜
あれは17歳のとき
すべては初めて故の力だったのでしょうか
もう焦がれることも苦しむこともないのでしょうか