乾いた蛙は松の上何かを思わし松の枝そこに命を止める乾いた蛙は松の上風に吹かれて松の枝そこに証を残すならず者が松の上蛙みつけた松の枝後生に繋げるこの体土には還さぬこの体ならず者は松の上蛙に知った松の枝未来を射抜くこの体天に帰さぬその体どうせ冴えない命なら我も命に逆らおうどうせ心に残ぬなら我が乾いて居残ろう乾いた蛙は松の上静かに眠る松の枝ならず者は松の上静かに思う松の枝
[前頁] [NZOの部屋] [次頁]