詩人:NZO | [投票][編集] |
お前は俺に命を預けたんだよ
そりゃ
俺の命とお前の命が一つになったって事だ
俺の手だけじゃ掴めねぇーもんがあるとしたら
それはお前の心にある夕焼けだね
先を見すぎちゃいけないよ
近くにある宝を腐らせちまう
絶望する事、それもいけねぇー
世の中は勘違いしている奴が先に溶けていく
お前は俺に命を掛けたんだ
そりゃ
いつでも俺を殺していいって事だ
ただお前がナイフを握る音は響かないだろう
俺は今、俺自身に光るナイフを向けてんだ
その愛を忘れちゃいけないよ
現実はなんでも凍らせる言葉より冷たい
精一杯、俺を信じろ
命を、この生命を、しっかり燃やすんだ
命に、この生命に、しっかり意味を残すんだ
俺はお前に命の意味を灯してくれたんだ
さぁ、何も言わず、手を握ってくれ