詩人:Akira“STARMAN” | [投票][編集] |
Foolish Man
Foolish Man
彼は寒空の下
原野を独り歩いていた
夜になって
僕らが彼の本心を聴きたがったとき
彼は星を指差し
すべてを無視して同調だけにとどめようと言ったんだ
そのとき彼はあどけない顔で笑ったんだ
僕らが彼に本心を話したとき
外は大雨なのに
地球の半分は常に日が射しているというんだ
それから彼は早口でみんなに質問した
彼は即答を求めたが
そのくせ時間をかけて思考しろと説く
Foolish Man
Foolish Man
彼は続けた
沈思の先の欲求こそ真の目的
沈痛とともにある虚無感を憤怒と怠惰で乗り越える術
彼は彼自身で遊んでいるFoolish Man
Foolish Man
ふざけながら泣いている
許しながら嘆いている
棄てながら求めている
抗いながら流れている
Foolish Man
彼女は必要
アナタを抑制できるのは彼女だけ
Foolish Man
Foolish Man
Foolish Manがいるよ
[前頁] [Akira“STARMAN”の部屋] [次頁]
- 詩人の部屋 -