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Akira“STARMAN”の部屋


[5] Foolish Man
詩人:Akira“STARMAN” [投票][編集]

Foolish Man
Foolish Man
彼は寒空の下
原野を独り歩いていた

夜になって
僕らが彼の本心を聴きたがったとき
彼は星を指差し
すべてを無視して同調だけにとどめようと言ったんだ
そのとき彼はあどけない顔で笑ったんだ

僕らが彼に本心を話したとき
外は大雨なのに
地球の半分は常に日が射しているというんだ

それから彼は早口でみんなに質問した
彼は即答を求めたが
そのくせ時間をかけて思考しろと説く

Foolish Man
Foolish Man
彼は続けた
沈思の先の欲求こそ真の目的

沈痛とともにある虚無感を憤怒と怠惰で乗り越える術

彼は彼自身で遊んでいるFoolish Man
Foolish Man

ふざけながら泣いている
許しながら嘆いている
棄てながら求めている
抗いながら流れている

Foolish Man
彼女は必要
アナタを抑制できるのは彼女だけ



Foolish Man
Foolish Man

Foolish Manがいるよ

2007/10/05 (Fri)

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