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になみ なおの部屋  〜 新着順表示 〜


[32] 遠ざかる空
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触れたいわけではない
手に入れたいわけでもない

けれど
お願いだからそこにいてください
私を見失わないでください

行ってしまわないで
私を独りにしないでください

こんなちっぽけで 心細い存在なのに
こんなわがままなお願い だけど
堂々と生きるには
あまりにもたよりなく 不安で

どうか行ってしまわないで
変っていくわたしを
変らないで見ていてください

2005/10/30 (Sun)

[31] あなたと同じ夢のなか
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夢をみていたのかしら

あなたが笑っていて
あなたが私をみつめてくれる
やわらかい気持ちにつつまれる

夢をみていたのかしらって
思ってしまうのは悲しい

だってそれは
夢からさめてしまったということでしょう

できるならいつまでも 同じ夢のなかにいたいわ

ひとつの夢から覚めても
また新しい夢のなかを あなたと進んでいきたいの

2005/08/15 (Mon)

[30] はるかむかし
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はるかむかし
わたしがいて
あなたがいて
ふたりで歩いたね

あの延長線のうえに
わたしはいるのかなあ
あの歩みのずっと先に
あなたはいるのかなあ 

じゃ と手をふって
そしてまた待ちあわせたみたいに
あなたと歩いているのかなあ

そんなことを思った
目がさめたとき
ふたり分の影が
記憶みたいに揺らいだから

2005/07/25 (Mon)

[29] もし君が
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振返ったなら
私は必ず微笑んでいたい

君が安心して
歩んでいけるように

何度振返っても
勇気を与えられる明るさと
安らぎをもたらせる優しさを
たたえていたい

君を守りたい
君の安心を守りたい
君の未来を守りたい

2005/07/12 (Tue)

[28] 君に出会った季節
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君に出会った季節が、
やって、くる。

ぐるりとまわって、同じ季節がめぐってきた。
だけど、あのときと同じ場所ではないんだね。

きらきらとした雨あがりの光、
しっとりと肌にまとわりつく空気はこんなにも似ているのに。

幾重にもかさなった時の向こう、はるかかなたに、
出会った日の君がいる。

もう一度君に出会いたい、
もう一度君に出会いたい。

同じように時を過ごし、同じような別れを迎えたとしても、
それでももう一度、
君に出会いたい。

2005/06/01 (Wed)

[27] ひとりじゃないよ
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人ってきっと
ひとりだけど
ひとりじゃないよね


泣いてもいいよ
泣かなくてもいいよ
何も話さなくても
話してくれてもいいよ
一緒に星でも見ていよう
見えないなら夜景でも


二人並んでさ
ずっとそばにいるから

2005/05/30 (Mon)

[26] 熱がさがるまで
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『好き』と
独り言だとしても
走り書きだとしても
言葉にしてしまえば

恋が始まってしまう
『ほんとう』になってしまう

好きになってはいけない人を大好きになって苦しくなったとき
あたしは必死で言葉を抑えてた
あたしの熱がさがるまで

今は熱はさがったけど
静かな『好き』は
そのままだよ

2005/05/30 (Mon)

[25] いくつもの夢を叶える力
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ねぇ いつまでも夢をみていたいだなんて
本気なの?

あたしはそんなふうに思わない
夢はみてるだけじゃいや 手に入れるものよ
手にした途端それは夢じゃなくなるから
また新しい夢をみるの
いつまでも同じ夢抱き続けてなんていられないわ
あたしたちには
いくつもの夢を叶える力があるんだから

2005/05/25 (Wed)

[24] 不器用な愛しかた
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ちいさな子が

かわいくてかわいくて
ぎゅうっと抱きしめて
ふわふわのひよこを
殺してしまう

そんな不器用な愛し方を
私はもう繰り返さない
絶対に繰り返さない

2005/05/24 (Tue)

[23] 薄紫の悲しみ
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薄紫の悲しみに満ちたこの世界で
あたしが欲しいのは
皆をそっとなでる柔らかな草の匂いのする風
電車やビルとは違う暖かく誰かを照らす光
助けてと無言で叫ぶ手をとってあの丘の上へ連れていく術   だけど

薄紫の悲しみに満ちたこの世界を どうしたら
やさしい桜色や茜色に染めることができるんだろう

2005/05/24 (Tue)
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