詩人:になみ なお | [投票][編集] |
君がいて
その目が僕を見ていて
カーテンが揺れていて
光が部屋の中に溢れていて
やわらかな
とてもやわらかな
気持ちがして
目が覚めた
覚めなければよかった
夢でしか会えない君に
やっと
やっと
やっと
会えたっていうのに
どうしてこんなに
涙あふれてくるんだろう
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君が何を言っても
どんなことをしても
どこか変わってしまっても
君を愛している
君を愛している
君が一度も振り返らなくても
君が何も言わなくても
君が
何も僕に与えてくれようとしなくても
君は君だから
だから
僕は君を愛している
いつでも君を愛している
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ひび割れて砕け散った
鏡のかけらの
ひとつひとつに空が
映っている
ああ 手を伸ばして
かけらをかざせば
私が映っている
草も 街も 道も…
何かが壊れるってことは
ほんとうは
形が変わるだけ の
ことなのかもしれない
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未来は目の前の
ずっと遠くにあると
思っているんでしょう
どうやらそれは違うみたいで
振り返った後ろの方から
やってくるみたいだ
だからいつも未来なんて見えなくて
こわい
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君が話しているのを見るのが好きだ。
大好きな本のページをめくるときみたいに、
次の君の言葉を待ってわくわくしている。
初めての土地を旅するときのように、
新しい君の表情を見つめている。
君の世界を読んでみたいよ。
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あなたを
抱きしめてもいいですか
ただ独りで 必死に
立っているように見えるから
その姿が厳しくて
美しくていとおしくて
ただ
手を伸ばしたくなった
あなたを私は知らないしあなたも私を知らないけれど
強く強く
抱きしめてもいいですか
しっかりと
抱きしめていてもいいですか