はるかむかしわたしがいてあなたがいてふたりで歩いたねあの延長線のうえにわたしはいるのかなああの歩みのずっと先にあなたはいるのかなあ じゃ と手をふってそしてまた待ちあわせたみたいにあなたと歩いているのかなあそんなことを思った目がさめたときふたり分の影が記憶みたいに揺らいだから
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