詩人:未知 | [投票][編集] |
いまさらに気づいて、彼女は嘆いた
この人生にブレーキなんぞないらしい
加速したならあとは突っこむだけ
なんて素敵な。一日だろう!
堂々と飄々と痛さをわらおう
これからのことを
ちょっとだけ許していよう
どうせできない。だからやらない
は、つまんない
やってみたけれど。でも!できなかった
それなら君だってすこしは
納得して眠れるだろ?
当たって砕けて粉々に
なっちゃってもまた恋をする
恋は、する。
そうだね、生きているからね
美しいものにね。惹かれてしまうよね
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貴方の言葉を噛み締めて
何度も反芻してみては吐く
この現実に耐えきれず
重みに潰されて立ち眩む
どうしてか強気だったあの頃
どうしても俯きがちなこの頃
今夜は素直に泣きたいけれど
本当のことなどまだ知りたくなくて
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覗き穴の向こうで
貴女を待って微笑んでいる彼
その手にナイフを
隠しているとも知らずに
彼女は疑うこともなく
抱きしめるよ
愛しているから
覗き穴の向こうで
貴方を待って微笑んでいる彼女
その手に花束を
隠しているとも知らずに
彼は躊躇うこともなく
刃を向けるよ
愛しているから
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もうなんにも感じなくなってしまえばいいよね
なにもかも忘れちゃって痛みも消し去って
起きたり眠ったりウトウトしながら...
不思議な魔法で階段をのぼってく
なんだか妙な気分だよ
いまは岐路ってやつなのかもしれない
君は振り向きもせず別の道を歩いてく
さよならも言わずに消えてゆく...
私は裸足で駆けだして
こらえて足早に通り過ぎるだけ
ただの道草だって言い聞かせながら
ただの気紛れだって言い聞かせながら
目覚めたときに待っているのは
味のしないガムみたいな現実
いつかの夢も嘘のように埃かぶったまま...
だけど心は...解放されたい
風穴ばかりでボロボロだよ
嵐みたいに吹き荒れて
思考の迷路ぐちゃぐちゃになる
だから片付けなきゃ
はやく消去しなきゃ...
そのたびに思い出して破片で傷つきそう
何度も何度もここでループする
あまりに惨めで残酷な進行形
傷口に沁みる孤独の大きさを
いまは感じながら...
忘れてしまったはずのあの日の出来事
殺意ごと心を逆流してく
目覚めたときに待っているのは
ひとりで抱く空の重さ
期待して見たはずの総ては悪夢で
「どうしてこんなに
傷ついちゃってるんだ...?!」
硝子ケースに並ぶ絶望
弱さに縋ってしまう
この現実を打破したいよ
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アン、ドゥ、トロワ。で忘れる事になった
依存は中毒、開放は解毒
だれかに溺れてみたかった一度くらい...
抱き合ってみたかった
救いを求めたところで
一体どうなるっていうの?
飯事なら十分したり顔
得意な風で持っていくことも出来る
だけど、こんなままじゃあ許せないよ
何もかも大好きだから
汚したくはない
息止めてる内に目閉じてる内に
投げ損ねた愛を呼んで
いい加減もう終わりにさせてよ
アンドゥトロワで、なかったことにさせて
大嫌いだから汚れたくもない
愛せる日が華
大好きだから汚したくはない
ゴメンね、嘘は吐かないなんて
嘘は金輪際、吐かないよ
大好きで大嫌い、だから汚せない
指一本で終わりにしよう
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画面越し、活字の
君の気持ちを知っても
なぜ心は揺れ動かないのだろう
面と向かって言われた
あの小さな一言が
たった一言が
今もぼくの胸を
熱くさせるのはなぜだろう