詩人:未知 | [投票][編集] |
ありのまま、はとても怖かった
いつもとにかく不安だった
目には見えない心や思考
けれどそこで芽生えた種は
確かに少しずつ大きくなって
やがて体まで蝕んでいって
目に映る悩みや困難として
その現実が僕の前に立ち塞がった
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明けない夜はないとか
止まない雨はないとか
すりきれそうなフレーズが
慰めてくれたのは過去のこと
生きてるあいだに空が
明ける気がしなくって
死んだその瞬間に素直な
朝を受け容れられそうで
生きてるあいだに雨なんか
止みそうになくって
死んだその瞬間にやっとすべてが
晴れるのかもしれない
期待して泣いた日は
遠い遠い過去のこと
僕はすっかりダメな大人に
心底嫌っていた
あの大人の一部に
成ってしまっている
くだらない考えばかり
横切っては自爆する
そのたびに目が合う
ずっとうんざりしている
僕らの未来は尊いと
誰かは言ったはずなのに
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必要な物が既に
この手の中にあるとしても
先刻までの平穏を蹴って
走らせる夢よ、孤独な愛よ。
虚飾だらけに飾り立てた今を
打ち砕く君の尖った生き方
例えば信じるもの全て
正しくは無かったとしても
それで好い、だって胸の奥には
素材が全部揃っていて
自分次第で如何にでもなる
呼吸だって、きっとすぐに楽になる
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同じ痛みを覚えていてよ
頷きながら
何もなかったことにしてしまった
あの日の過ち
今日につながる罰
差し出された手を
拒絶した僕
色とりどりの夢に囲まれて
ここにある嘘も
全部染めあげて
プラマイゼロの人生ゲーム
気づけば振り出し
知らぬ間にあがり
途切れることなく
つづく生
半ば強制的に
始まった自分史に
傷つく理由も
裏切りの答えも
救いのない今は
塞がったままの闇の中
透明のナイフを握りしめ
この胸に突き立てる
莫迦な想像をしては
リアルな瞬間に
身悶えたりしている
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いまの自分を認め、許し、肯定したい
そのうえでなりたい自分になるのだと。
変わりたいと願うのは
いまがダメだからじゃない
もっともっと強くなるため
もっともっと、輝くため
すてきなことを想像していたい
きみといる未来、信じていたい-
言い訳のすべてをここに置いてゆく
あるがままもひとつのらしさだと。
駆けだしてそのまま、鳥のようにあの空へ
ひそやかでも生きていよう
それさえしていれば
世界に参加できるのだから-
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どれだけ世界に迎合しよーが
窮屈な社会で妥協しよーが
大人のルールに合わせていても
頭の中では自分だけの愛と信念で
その夢想で。空気を吸っている
魂までは奪われたくない
染まらないよっ絶対に
ここでの生き方信じていたい
馬鹿で幼稚なことかもしれない
痛さ極めただけかもしれない
だけどどーしても曲げらんない
これからの生き方決めさせてほしい
キラキラときめいて浮かれさせていて
きっといつかは晴れるはず
そう思いながら心を撫でている
自分の体を抱きしめて走る!