詩人:未知 | [投票][編集] |
若さが育てたその刺で
だいじなだいじなあの子を
傷つけてしまったばかりでなく
もどかしさと痛々しさで
自分の心さえ失った
何がなんだか訳もわからずに
ひざを抱いて泣いてる間にも
夜は明け太陽がのぼり
また暗い闇が迫ったりして
そんなくり返しのなか
僕はうつむいたまま
季節の合図さえ見逃してきた
今ははっきりと言える
ありきたりな展開でも
幸せなほうがいいに決まってる
こんなふうになりたかった
わけじゃなかった
叩きつける雨が涙に変わる
ゴマンといるはずの
他人という生き物
すれちがう人々
だけど君だけしかいない
君というひとは。。。
痛みを避けては通れない
それが生きるということだと
愛するということだと
こんなにやさしく時に鋭く
すべてに染みわたって
現実の在り処をつきつける
でも君より愛せるひとは
もう居ないかもしれないって
本気でいまは思ってしまう
だからどうか全部さらってくれないか
魂ごと喰いつくしてくれないか
祈りほど切ない独り言はないね。。。
いまこの瞬間も激しく
濡らしつづける雨
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迷走して瞑想して
おなじ伏線に
またつまずいて
運命に逢える日を
夢見るばかり
強がりを見抜く
君の真実の眼に
疾走して失踪して
おなじ罠に
また落っこちて
悩めるうるわしき
恋にぶちあたり
未来という名の
希望と痛み
想い、祈り、ゆめ
そして今日も昨日を
繰り返してしまう
詩人:未知 | [投票][編集] |
実在するわきゃない
おそらくは空想上の生き物...
もしくは、絶滅した生き物....?
わたしの理想の彼。
はやくその世界をこわして
飛びだして
熱く抱きしめてよ
わたしの理想の彼。
夢を託した風船は
期待外れにふわふわ浮かれ
すぐに強風にあおられて
どこか遠く、見えなくなった
わたしのあたまの中に居る
わたしの理想の彼。
わたしだけの彼。
だけどサ。二次元じゃ
幸せにはなれない
満たされないよね
だからサ。
わたしのほうが世界を
こわさなきゃなんないよ
もぉ、なりふり構ってらんないよ!
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サイコロすら 振ることはないんだ
ゆるやかに 時間が過ぎて
確実に 歳を取って
そこには 意志も何もない
ただ 選択肢が 並んでいるだけ
そして 流されたまま
みんなと同じ方向へ
なんとなく それとなく
いっしょに 漂っていくだけ
だれかに 伝えたくって
けれど 伝えたい相手が いなくって
だれかを 愛したくって
けれど 愛したい相手が いなくって
きみにも 会えなくなって
自分を許せなく なって
すべてを 認められなくって
なんとなく きっと死んでいくんだ
詩人:未知 | [投票][編集] |
どこへだっていける
なんだってやれる
そう言いながら今日も
夢に閉じこもりがち。。
生がどれだけ儚くても
この世がどれだけ
空虚であろうとも
悟りなんて今は無意味
かなしい!だってかなしい
この痛みを癒せない
自由なのに
自由だと言えない
そしてあなたは遠い
また夏が終わるよ。。
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ふしぎだね
死ぬと決めた瞬間に
生きる勇気が湧いてくるなんて
ホント、ふしぎだよ
ゴールテープが見えるなら
全速力だっていまならば
出せる気がして
ふしぎだね
おかしいね
泣き明かした夜が昔話になった
開き直ればそれは一瞬だったよ
いっそここで死ぬと決めれば
先のことなど構わず
生きていけるって
そんなことを繰り返していけば
ようやく自分もナントカ人並みに
やれるかもしれないって
死ぬと決めた瞬間に
生きる希望が湧いてきたんだよ
いまを大事にしたいと
思えたんだよ
とても、ふしぎだよね
死ぬことを考えたら
さいごは生きることに
向き合っているんだね