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未知の部屋


[127] 日めくりの詩
詩人:未知 [投票][編集]

とことん甘やかして
そして突き放して

進めば進むほど
近づく核心に

あのかなしみに

背を向けて

手を振れば憎しみも
愛情も一筋のひかり

融けあいやさしく
混じりあいながら

ゆれるように漂うよ

君のなかで

なにかどこかだれか
心躍るものをさがすよ

すばらしい別れだよ

傷ついたりはしない
空からこぼれた滴が
頬に張りついただけ

突風にあおられて
ひどく沈んでも
いつかはまた

浮上するように

だから泣いてないよ
気のせいだよ

すばらしい別れだよ。

明日からの運命に
心をこめて乾杯

日めくりのように
毎日を綴ってゆくの

2014/12/09 (Tue)

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