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未知の部屋


[157] ダイイング・メッセージ
詩人:未知 [投票][編集]


臆病風をかき消すように
聴こえた
ささやく君の声が

今にもあとずさりしそうな
震える両脚を
ぐっと留めて
こらえさせたんだ...。

自分のためにだけじゃ
頑張れない
踏ん張れない...。

でも君のためでもあるなら
今は頑張りたい

自分のためにだけじゃ
強くなれやしない

生きられない...!

でも君がそばにいてくれるなら
今は生きていたいって

そう思うから今夜も
君の幻覚に救われる

2015/01/11 (Sun)

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