それは罠知らぬまにながいトンネルのなかへと迷いこみ気がつけば出口もない這いだす気力もないあの先で待つきみに伝えたい想いを胸にだいてしんしんと痛みはふりつもるなみだを流しいまそっといのりを喰いつくすそれはわなだれでもおちいるささいなありふれたおとしあなまっくらなとんねるのなかをさまようまわたでじぶんのくびをしめてるあいするひとさえいやせずに
[前頁] [未知の部屋] [次頁]