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未知の部屋


[293] うそみたい快晴
詩人:未知 [投票][編集]

失くさないように
いつも握りしめていたけど
手を離してもそれは
なくなることはなかったよ

無くなったように
見えたとしてもそれは
確かにそこに在ったよ

だってそう簡単に
消えたりしない
奪われたりしないんだよ

執着を捨てた瞬間
すべてが手に入りそうな
すべてに包まれるような
そんな錯覚がしたよ

大事なものが
本当はなんなのか
そんなシンプルなことに
今やっと気づけたよ

2015/03/14 (Sat)

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