詩人:未知 | [投票][編集] |
転がり出したら
果てのない坂道
癖になってしまう
立ちあがる力もない
いつまでも空想の
世界の住人
痛みさえ届かない
自分が分からない
思いちがいなら
どうでもいいけど
君はあのとき
泣いてなかった...?
二人は同類
だから愛せない
すべてを信じない
否定したがるの
輪郭だって
浮き彫りになって
空っぽなのが
晒されてしまっても
虚勢だって
ないよりはましだ
加勢もほしい
痛手を知りたい
みえないものを
集める趣味はない
形があれば
紙の盾でもいい
尖りつくした
化石みたいな生
反旗を翻せ
幻想を打ち砕け
思いこみなら
どうでもいいけど
君はほんとは
僕が好きでしょ?
二人は同類
だから愛したい
すべてを信じなさい
神の声もきこえる
現実に変える
魔法が欲しいけど
君の呪いが
いまも解けない
二人をずっと
苦しめているだけの
シンパシーなんて
感じたくもない