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未知の部屋


[35] 腐葉土の割合
詩人:未知 [投票][得票][編集]

『こんなはずじゃなかった!』

空がひび割れた

風はやんで
太陽が少し痛がった

世界は一瞬にして
止まって泣いて

秒針も何故だか
進むのを拒んだ

月は太陽が
居ないってだけで

本当の月にはなれなくなる

君が摘んだ実は
そう、青すぎて
まだ発展途上の。

ちっとも甘くない恋だった

後は、捨てられるだけ
...棄てられるだけ

選択肢はない

だからここにある
惰性とやら

道連れにして

わたしは美味しい
腐葉土になろう

君はその土を
違う誰かと
踏みしめるんだね

さよなら。

2014/08/20 (Wed)

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