未知の部屋
[39] daybreak (...after the rain)
どうせ伝わらないんでしょ?
待ちわびてもう既に日は
高いたかいところへ昇っていた
そしてぼくは鏡を捨てる
なにかが吹っ切れたように
息を切らして駆けあがる
吹き抜ける風がきもちいい
温かな光が目にしみて
くすぐったいくらい心が揺れる
メールの返事はとうに忘れた
昨日の涙もとうに忘れた
今までの痛みをぜんぶ忘れた
あのことだってもう過去の話
今さら謝ったって知らないよ
2014/08/30 (Sat)
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