詩人:未知 | [投票][編集] |
新月の声に
耳をすましながら
記憶の箱
すべてを詰めこんで
秘密の暗号
鍵をかけたなら
そのまま
宇宙の果て
目覚めたときに
すべて忘れる。
さよなら恋心
さようなら、葬ります
わたしは
わたしの世界に
帰ります
あなたがいないと
生きていけないって
心底本気で
思っていたのに
差し支えないみたい。
嬉しいの悲しいのか...
涙もでない
わたしが思うより
わたしはずっと
頑丈だった
さようなら
ありったけの声で
さようなら
振り返らずに潔く
駆けだしたなら
止まらないで
互いの健闘祈るように
分かち合った傷
痛みも喜びも
すべてが錯覚だった恋