詩人:ゆぅ | [投票][編集] |
貴方は知らないのよ
本当に、
本当に哀しい時
女は泣かない
決して泣かないのよ
貴方は解ってないわ
本当に、
本当につらい時でも
女は微笑む
決して涙は見せないの
貴方は気付かないの
女は強いと云うが
弱い生きもの
歩く度に、また一つ
過ちを犯す"私"
貴方は、貴方は
まだ気付かないの…?
なぜ"私"がこの罪を
背負っているのかを…
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薄い仮面で覆って
素顔を隠しているのね
そんな貴方を
どぅ愛せって云うの
触れられたくない過去
壊されたくない現在
誰だって、未来へ
何かを求めているの
貴方がその仮面を
取り払うと云うのなら
そばにいるわ
深い愛と情を持って
ねぇ
この愛情は、あと
どれくらい続くの…?
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涙が苦いと云うから
泣かなくなったわ
瞳の雫落とさぬように
横顔で笑って…
煙りが伝う光の中で
抱き合って眠った
匂いが移ると云うから
煙草もやめたわ
キスの跡を残して
夢の温度は
持ち去ったあなた。
笑みを奪われて
涙だけで過ごした私。
もぅ何度目の夏かしら
あなたに抱かれた後の
煙草の美味さえ
忘れてしまったわ…
あの夏の日、
砂の城のように 波が
連れ去ってくれれば
良かったのよ
何も残らないように
遠くへ…
何かが残るまえに
どこかへ…
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満たされてる気持ち
こんなにも
貴方が愛しいだなんて
幸福の象徴は
青い鳥だったかしら
それとも…
海が、この街の先に
あることさえ
忘れてしまっているのね
忙しがっていないで
お願い
時々、私を見て…
空が、この街の上に
あることさえ
思い出せずにいるから
貴方のその優しさで
お願い
時々、導いて…
幸福の象徴は
貴方という名の青い鳥
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貴方がいてくれなきゃ
太陽は沈まない。
貴方がいてくれなきゃ
月も欠けないよ。
ただ一人だけ…
私だけを、
永遠に愛すると誓って。
貴方だけを、
永遠に愛すると誓うわ。
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"罪深き道"だとは
解っているの
代償が何であれ
過ちを犯してしまう
それが人なら
貴方の犯した過ち
その代償は、
生涯、私を愛すること
それがいい。
私の犯した過ち
その代償は、
生涯、貴方を愛すること
それでいい。
もぅ泣かない。
泣かない。
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今、あなたの隣りで
微笑んでる女は
あなたじゃない男に
惹かれているのよ
思考がそぅ警告して
また胸が痛むわ
謝罪、後悔、罪と罰
一秒の幸福の中に
偽りがいくつあるの…?
思考から追い出せない
愛する人だけは
情熱、愛情、罪と罰
雨のように泣いて…
泣いて、泣いて。
光が見えた。
その先には彼がいた。
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長い間、続いた雨に
散った花びら…
深い哀しみが
幾度も重なりあって
華を咲かせるの
きっと、
生まれ変わっても
あなたを見つけ出すよ
百年、千年、
万年かけてでもいい
あなたを…
桜吹雪きの中は
幾年も、あなたとだけ
歩いていたい
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例え現実でも
朝が来れば夢に似る
もぅ夜明け間近
「この夜が
明けなければ良い」
そぅ思った…
その瞳で、声で、
私を揺らさないで。
夢か幻か
そのどちらでもない
現実ならば
そぅ、この想いも
変えようがない事実…
洋服に移った
強い香水の匂いさえ
まだ忘れてない
「夜の数が
忘れさせてくれる」
そぅ信じて…
その瞳を、声を、
頭の中から消して。
夢か幻か
そのどちらでもいい
逢えるのならば
叶わぬ想いと
忘れられぬ
夜だけが残る…
夢か幻か
そのどちらでもない
現実ならば
報われぬ泪も
胸の傷も癒えて、
また渇く…
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煙草は変えないわ
十五の時から
"Seven stars"
思い出を語るには
欠かせない匂いなの
あの夏の夜、
体は体だと知った…
"Seven stars"の
苦味が交じる口唇に
何度、
翻弄されたでしょう
煙りの向こうに
見ていた景色も
夜の数だけ
薄れて行ったわ
ただ、瞳を背けていたの
香水は捨てないわ
十六の時から
"SCULPTURE"
忘れられない想い
その重み感じるから
あの夏の夢、
現実のものを見た…
"SCULPTURE"の
香りが染み込んだ服に
何度、
抱かれ乱れたでしょう
目覚めた朝は
泣いていた
甘い匂いに
酔い痴れていたの
ただ、現実に背を向けて
夜毎、他の男に
売った体は抱かれながら
愛する者を想ってた…
事の終わりには
"Seven stars"
吸いながら、金勘定
それも終われば
"SCULPTURE"
身に着けて、歓楽街
何食わぬ顔で歩いた…
あの男の待つ街まで…