| 詩人:ゆぅ | [投票][編集] |
髪の隙間に
指先を
絡ませたいの
癖のある
その髪が好き
あたし以外
その瞳に
映さないでいて
長い睫毛に
二重の目も好き
愛していいのは
あたしだけ
不安より、何より
安心を頂戴よ
柔らかい唇を
重ねて
溶け合いたいの
毒を吐く
その口許も好き
愛していいのは
あなただけ
不安より、何より
安心を頂戴よ
愛を頂戴よ
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恋よりも速く
繋った躰で
あなたを求めた
少しのズレもない
この快感が
たまらなく良い
どうか絶頂まで
離れないで
もっと
溺れていたい
躰よりも遅く
繋った心で
あなたを欲した
隙間だらけの恋は
想い詰めて
固めれば良い
どうか最期まで
放さないで
ずっと
傍にいさせて
死ぬ間際まで
愛し愛されていたい
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ねぇどうしよう
君のこと
愛し過ぎるよ
胸がいっぱいで
窮屈なの…
君と瞳があう度に
初恋の様に
照れてしまう
逢っても
逢っても
全然、
逢い足りなくて
夜が来る度に
"恋しい気持ち"が
暴れ出す…
傍にいる時は
"愛しい気持ち"が
溢れ出す…
夢の中でも
現でも
ただ逢いたくて
逢いたくて
たまらないの…
ねぇもっと
愛していいですか
死ぬほど愛したら
あたしたち
何処へ
辿り着くんでしょう
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あの日々はもぅ
幻ですか
あの日、私を
駆り立てたものは
今、思えば
何だったんだろう
春の日に
君に出逢って
夏の間中
君を愛してた
『捨てられた』
そんな言い方
間違っていますか
あの頃、私達
まだ若過ぎたから
ただ無情に
傷付け合っていた
春の日に
君に恋をして
夏の間中
君に尽くした
『憎んでます』
そんな形でも
忘れられないのは
罪ですか
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あなたの腕の中で
何度でも
脱皮するから
衣はあなたが
着せてくれればいい
乱れる私を
どれほど愛せるの
ねぇ…もっと
辱めて苛めて頂戴
あなたの
玩具にされたい
その舌で
体中を舐めないで
もぅ…どこか
逝ってしまいそうよ
絶頂まで届きそう
やめないで…
その焦らしが
たまらなく好きよ
もぅ…脳内まで
痺れちゃいそうなの
あなたの腕の中で
何度でも
脱皮するから
衣はあなたが
着せてくれればいい
乱れる私を
どれほど愛せるの
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沈んでゆく
あたしの表情が
貴方には
見えないの?
そんな話など
聞きたくないのに
楽しげに喋るから
何も言えない
けれどね
一緒にも笑えない
作り笑いさえ
必死なの
ほんとは
泣きたくてもね
笑ってなきゃ
いけない気がして
ねぇ貴方の瞳は
節穴なの?
気付かぬフリなら
タチが悪いよ
わからないの‥
どうしても
沈んでゆく
あたしの表情が
貴方には
見えないの?
それとも
そんなにあたしは
名演技を
しているの?
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人一倍強い
嫉妬心と思い込み
その重みに
耐えられる人など
存在しなくて
むしろ隠す事で
持続した
恋愛も、今はない
嫉妬をする事で
失うもの
その価値観
胸の中にある棘を
抜いたのは
君のたった一言
逃がす事よりも
傍で乗り越える事を
選んでくれた
この闇に光を
射したのは君だけ
根底から覆す
その言葉に救われた
君はあたしの光
そのもの
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君の優しさは
ときどき
痛いぐらい純粋で
傍に居るだけで
苦しくて
泣きたくなる
素直になれたら
君をもっと
大切にできるのに
軽率な発言で
傷付けて
突き放してしまう
愛し方も謝り方も
もっと
うまくなれたら
君を傷付けずに
済むのに…
反省と後悔ばかり
ほんとは
ただ好きなだけ
君の傍に
居たいだけなのに
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誰と恋を結んでも
他の男の影
消えなかった
余所見してたのは
いつも私の方
長い間
勘違いしてた
被害者ぶって
裏切っていたのは
私だった…
悪気のない声で
嘘を吐いて
騙した訳じゃない
それもまた
言い訳
次は最後の恋
もぅそぅ決めたから
あなたにだけは
いつの日も
誠実でいようと思う
生涯、愛し合い
信じ合い
許し合い生ける様に
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想いは
迷う事なく
貴方へと
届けているから
あたしはただ
此処に
あるものを
守るだけ
想いを
怯む事なく
貴方へと
伝えていきながら
あたしはただ
未来に
残すものを
選ぶだけ
迷う余地などない
与えない程
『愛してる』
好きと好きが
ちゃんと
確立されていて
それは
揺らぐ事なく
互いへと
繋っているから…