詩人:ゆぅ | [投票][編集] |
私が
殺しました
愛した男性の
忘れ形見
私が
奪いました
愛する我が子
その生涯
私が
未熟でした
私が
幼過ぎました
全て 全て
戯言に
過ぎません
私が
殺しました
愛する我が子
その儚命
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狭い世界観が
何より
息苦しくて
誰も彼も
殺したかった
絞められる
首筋に
冒される
脳に
命令を
"誰一人残らず
排除せよ"
誰も彼もが
同じ顔
汚い世の中が
何より
生苦しくて
誰も彼も
殺したかった
けれど‥
何よりも
私が
死にたかった
あの頃
私は 14歳
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優しさが
欲しいだけよ
you know‥
見返りなど
無意味
解っているのに
その態度が
いつも
淋しさを誘う
真実を
隠してもいい
瞳の中
嘘を探して
また
feel blue
縛る事で
満たされない
悲しみは
まだ
拭い切れない
解ってる
愛し過ぎたの
baby love
未熟だから
ずっと
傍にいてよ ねぇ
私を見ててよ
ねぇ、
darling‥
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今夜は ねぇ
朝まで
一緒に居よう
もぅ 未来に
怯えない
逃げたりしない
覚悟が
決まったの‥
犯した罪が
今は
愛しい
貴方に
出逢えたから
もぅ 二度と
離れない
見失わないから
何があっても
貴方を
愛し続ける
迷わない
挫けない
今夜からは
夜明けも
怖くないから
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愛しく
名前を呼んで
そっと
髪を撫でて
曖昧に
肌に触れて
敏感な指先
絡めて
きつく
抱いたまま
眠って‥
もぅ
黙って‥
束の間の幸福
無暗に
壊さないで
暗闇で聴く
声が
愛しくて
横顔が
可愛くて
寝息が
切なくて
抱きついて
眠って
夜明け‥
何気ない夜
それが
朝の幸福
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最初の夜から
互いに
恋人のいる躰
重ねて‥
罪な欲望を
淫らに
交ぜ合わせて
嫉妬心
独占欲は罰ね‥
剥き出した
感情は
死に物狂いで
貴方を
欲しました
あの日から
ずっと
愛しています
貴方だけを
私の束縛が
貴方を
苦しめても
傍に居るなら
死ぬまで
愛し抜きます
誓いより
深く‥
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迷いのある
瞳で
甘えても
躰を
重ねても
貴方には
すべて
伝染っていて
その所為で
愛情が
冷めることも
気持ちが
離れることも
ほんとは
解ってるのよ
"愛には愛を"の
貴方だから
疑心は
表情を曇らす
その所為で
貴方は
ほら 不機嫌
不安は
曖昧に微笑う
その所為か
二人は
また 不自然
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私の束縛に
貴方は
嫌気も刺さず
付き合う
時々、溜息
"疲れた"
その合図かな‥
傍に居る事で
"安心"を
得られる と
あの頃
私が
描いた詩は
離れる度に
不安が
増す事 知った
私の我儘に
貴方は
難なく応える
時々、限界
"疲れた"
言葉の意味は‥
傍に居るだけ
"安心"を
得るのは ね
いつまで
なんだろう‥
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自殺未遂して
故意に
心配を得たい程
誰かに もう
溺れる事はないし
自虐的になり
誰かの
重荷になるまで
恋愛に もう
期待する事もない
上辺ばかりの
言葉を
信じていた
形ないものでも
信じていた
十代だったの‥
あの頃は
華も涙もない
恋愛は
未練も咲かない
愛せない男
愛したフリをした
2004.5.25
貴方に
出逢うまでは
愛しても
愛された
記憶のない
女でした
愛されても
愛した
記憶のない
女でした
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間違っても
one night love
じゃない
あの夜に
密かに
fall in love
許したのは
心だけ
指を絡め
肌を
拒んだのは
彼がいたから
でも無く
惹れるのが
物凄く
怖かったから
唇にさえ
残さなかった
罪を‥
あれから
一度も
逢わなかった
人を‥
密かに想った
春の日々