落ち着いた愛情に
慣れ過ぎていて

ただ燃ゆるだけの恋に
強く惹かれただけ

何でもない
君への想いは…

ただの錯覚


隣りの庭は美しい
そぅ見えただけ

恋焦がれたい気持ちが
熱を持っただけよ

未来もない
二人の行方は…

ただの錯覚

平穏で温かな愛情を
捨てて、君に
のめり込むほど
私は若くはないから

平静な顔を装ってる
君の予告通り
惹かれてはいる
けれど認めないから

行き場のない想いを
偽りの言葉で
覆い隠しているの

守りたいものは
薬指のring

君に溺れたりしない
きっと、
うまくやれるわ…

愛を切って
恋に駆け出せたら

花を折って
君に差し出せたら

私はこんなにも
苦悩せずに済むだろう

想像や妄想は出来ても
現実の世界では
"夢のまた夢"の話

貴方の寝顔を
夜明けまで見ていた

明け方眠り込んだ
私の寝顔を
貴方が覗き込んでいた

過眠症の私を
叱らないで欲しい

夢の中でも
貴方に逢っていたい

次の夜も、次の夜も
貴方の寝顔を
見ているでしょう

不眠症になっても
飽きる事なく…

素直に云えないけれど
本当は『逢いたい』

寂しさが
不安を誘うから
駆け引きじみた事を
してしまうんだ

確かに、昨日までは
幸福の中にいた

貴方の言葉に
疑いさえ持たなかった

それなのに

今日は恋しくて
寂しくてたまらない

突然、恋のすべてが
哀しみの原因になるんだ

『愛してる』という
事実さえも…

どんなに素敵な言葉を
貰ったとしても
君には靡かないよ

そぅ決めていたけれど
君の言う通り…

確かに、惹かれてるよ
けれど伝えない
だって悔しいもの

君の思い通りになんて
させないから…

今日は連絡も
寄越して来ないのね

私の気持ちを
確かめたいんでしょ

馬鹿ね…

それが駆け引きなら
私は負けない

その手には乗らない

それが君への
駆け引きだから…

ただ憂鬱な日々は
眠り続けて過ごしたい

未来は遠過ぎて
見失ってしまいそう

眩暈を覚える様な
現実の世界で
全てに於て意味を問う

理由を付けなければ
生きられない程
強い者が
弱くなってしまった

感情に流されて
本能に乗せられて

愛を棄てた
理性を失くした

この先には
何も残らないだろう

例え行き先が
地獄でも、天国でも
君がいればいい

情熱の彼方は
きっと、
最後の楽園だろう

貴方との想い出全てに
記念を付けたなら
両手だって
抱えられそうにもない

貴方との恋愛生活

その響きだけで
温かくて、心地良い

些細なトラブルや
愛情表現

有り触れた日々でも
毎日が"恋愛日"

『逢いたい』と云う
あなたの声を
うわの空で聴いた

聞き流した言葉が
彼の口から漏れてたら

きっと、胸に
響いていただろう

心は此々に在らず
まるで他人事のように
遠目から見てた

鏡に映った、あなたが
好きだと云った私を