詩人:ゆぅ | [投票][編集] |
都合の良い
女になったのは
私の方ね
あなたが
悪い訳じゃない
好きになったのも
最初に
誘ったのも私
あなたは
受け入れただけ
躰だけでも
繋がりが欲しくて
最初から
心に触れるのが
恐くて
私から
お互いの逃げ道を
作っていた
そんな始まりしか
選べなかった
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こんなに
好きになるなんて
思わなかった
始まりは
予期せぬ出来事
躰だけで
良かったのに
曖昧な関係を
楽しんでたくせに
好きになったら
心まで
欲しくなった
けれど
先を越した事に
後悔はない
あなたと
絡み合う時間
それが
無かったら
もっと
後悔していた
ふたりでも
誰かに
囲まれていても
同じ秘密
共有している事
それも
また繋がり
あなたと
瞳が合うたびに
それを
実感するの
こんなに
苦しくなるなんて
思わなかった
始まりは
予期せぬ出来事
それなら
終わりは運命ね
いつかは
あなたを失う
この関係に
永遠は
存在しないから
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ふたりで
逢う約束してて
夜になれば
誰かも
一緒だったり
でも気にならない
あなたに
逢えるだけで
顔を見れば
安心するんだから
家に帰って
あなたからの着信
さっきまでと
違うのね
甘ったるく話す
怒ってる?
なんて
機嫌伺ってさ
彼女でもないのに
優しいのね
彼女じゃないから
優しいのね
埋め合わせを
口実に
あなたに逢える
明晩は
ふたりきりで
逢おうね
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あなたは
私の全てだった
限りなく
注いだ愛情も
束縛も
受け入れて
それに
応えてくれた
永遠を
誓い合ったのに
私の熱は‥
あんなに
愛していたのに
こんなに
冷めてしまう
なんて
1500日の軌跡を
私が捨てた
あなたの人生を
私が壊した
その罪を
背負いながら
生きていく
あなたは
私の全てだった
私が最も
愛した男でした
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声を聴くだけで
どれだけ
安心してるか
あなたは
何も知らないね
片想いなのに
あなたに
彩られてる世界
あなたを
好きというだけで
こんなに
わたしの世界は
色付いてく
ただ逢うだけで
どれだけ
救われてるか
あなたが
知る筈もないね
片想いだから
あなたに
輝かされる世界
あなたが
其処にいるだけで
こんなに
わたしの世界は
煌めいてく
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あなたに
逢う約束とか
ただ電話で
声を聴くだけで
何となく
安心してしまう
例えば
あなたがわたしに
飽きていても
それを
感じなければ
わたしは
幸せだと思う
どうして
あなたなのか
どうして
好きになったのか
理由は
分からないけど
逢いたい
あなたに逢いたい
ふたりきり
そんな贅沢言わない
あなたに
逢えるならば
誰かがいても
構わない
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付き合う前に
躰の関係
持ってしまったら
もう終わり
そんな風に
決め付けられたら
恋心が可哀想
事の後で
咲く恋だって
可能性が
零ではないなら
好きという
感情を
殺したくはない
例えあなたが
この恋に
気付かなくても
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あなたから
着信がなくても
わたし
笑えてるから
このまま
逢わなければ
いつか
忘れられるから
これ以上
心乱す様な事は
言わないで
逢いたい
声が聴きたいと
思うけれど
理性が
無い訳じゃない
あなたに
距離を
置かれるより
わたしから
距離を
置いた方がいい
今後の事考えれば
それが
得策だと思う
これ以上
期待させないで
諦めさせて
理性が効かない程
あなたを
好きになる前に
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君がもし
生まれていたら
もう八歳ね
同じ年頃の子
見ると
思い出すの
六ヶ月の命を
わたしが
絶ってしまった
お腹の中で
殺して
小さいままの君を
掻き出した
泣きもせず
死んで
産まれてきた君
あの痛みは
君のものだった
あの形は
君そのものだった
君がもし
生まれていたら
もう八歳ね
君の父親だった
あの人は
今頃、どこで
何をしてるんだろう
わたしが
最も愛した彼
君はね
その彼の子だった
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君と過ごした
部屋を
出た夜から
別れを告げる
覚悟は
出来ていた
探していた
理由を
卑怯な別れ方
選んで
君を深く傷付けた
何年も
傍にいたのに
全てを捨てて
あんなに
愛し合ったのに
いつからか
愛は情に
変わっていた‥
あんな愛し方しか
知らなくて
こんな別れ方しか
出来なくて
君を誰より
愛していたのに