詩人:ゆぅ | [投票][編集] |
"ねぇあなたに
三日も
逢えないなんて
淋しい"って
会話の中で
わたし
素直に伝えられた
携帯を握りしめた
右手は
震えていたし
緊張しすぎて
あなたが
言った次の言葉は
聞き逃した
他の人なら
こんな事ないのに
あなた
相手だといつも
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今夜あなたは
売女を
買うかもしれない
旅先で
他の男たちと
同じ様に
軽蔑はしない
決して
わたしが
売女だった頃に
出逢った
あの男たちは
誰もが
可哀想だった
あなたも
そのひとりならば
嫌な事
すべて忘れて
快楽だけで
誰かを抱けばいい
相手が
売女なら構わない
余計な事は
決して聞かない
"お帰り"って
あなたを
迎えるだけでいい
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この関係に
未来を願うなら
失う事
避けられない
曖昧なのは
イケナイ事ですか
逃げてるとか
楽だとか
言われるけれど
お互いに
同じ考えならば
それはfair
求め合う限り
それで
縁は続いていく
それは
恋人という言葉で
囲っても
囲わなくても
同じ事ね
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淋しい時だけ
お互い
求め合うように
Mailしたり
電話で話したり
そういう仲でも
いないと
淋しいと思う
私には
好きな男がいて
彼には
妻子がいるから
間違っても
二人で
逢わないように
適度に
距離が必要
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希望と絶望は
紙一重
この恋だって同じ
あなたに
逢えるかもしれない
期待は希望
着信があって
突き放された途端
それは絶望
それでも
また新たな希望に
縋りついて
何度も
絶望があって
あなたへの恋は
それを
往復しながら
確実に
完成されていく
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"帰ったら
電話してね"って
あなた
覚えてたんだ
"お前が
言ったから"って
あなた
律儀な人ね
着信があるか
本当は
不安だった
もし無かったなら
日付が
変わるまで
携帯片手に
待ってたと思う
これで
今夜は眠れそう
"また明日
電話しろよ"って
あなた
繋がりくれた
待ち遠しいよ
明晩は
逢えるのね
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"時効だから"って
誰もが
耳元で囁く
私、ちっとも
愛されてなかった
笑えるわ
今頃こんなに
事実が
浮き彫りになって
私ひとり
笑い者だったって
知らされて
"最低な男"って
周りに
言われていたのも
納得できたわ
彼があの頃
愛していたのは
私ではなくて
私がいる
環境だったって事
それを知る
誰もが
口を塞いでいた
裏切りを
知らなかったのは
私だけ
彼を信じて
愛していたなんて
笑えるわ
誰も彼も
信じすぎていた
今は
あの人の事も
人間は
信用できない
やっと
分かったよ
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"瞳は嘘を吐かない"
これは
ママの教え
あなたとわたし
話してると
"見詰め合うな"と
周りに
からかわれる程
お互いに
瞳を逸らさない
だから
あなたの事は
わたし、信じてる
隠し事はしても
絶対に
嘘は吐かない
あなたは
そういう類の人間
相手の瞳を見て
話す人間を
わたしは信じよう
あなたでも
それ以外の人でも
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あなたが必要
わたしが
"普通"である為に
優しくても
突き放してもいい
強さを
覚えさせて
延々と続く
"淋しさ"の中で
一握りの
幸せを感じさせて
それが出来るのは
あなた
ただひとりだけ
あなたが必要
わたしが
"平凡"である為に
あなたの存在で
わたしは
自分を守れるから
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"逢いたい"
なんて
我儘言えないから
せめて
声が聴きたい
あなたの名前
画面が
映し出すけれど
迷惑だったら
また困らせたらと
思うと
"発信"は
押せないままで
明日の昼には
"理由"で
話せるんだから
それまで
我慢すればいい
もう眠ろう
こんな日は
早めに
"思考回路停止"