詩人:ゆぅ | [投票][編集] |
"逢いに
行ってもいい"って
聞いたら
"いいよ"って
あなた
簡単に言うから
何だか
拍子抜けした
夜、あなたに逢う
数時間が
わたしの原動力
働き詰めでも
金になる
睡眠不足でも
朝は来る
夜になれば
あなたに逢える
それだけ
今、それが
わたしの世界で
すべて
詩人:ゆぅ | [投票][編集] |
例えば
BVLGARI blackの
匂いだとか
通い詰めた
店先や
真夜中の国道
今は、もう
他の人と
通る交差点でも
君の面影
至る所に在って
私、まだ
完全に忘れる事も
出来てない
愛してた
私の全てを賭けて
君だけを
愛してたのに
君の言動を
憎んで
愛を捨てたのは私
あの日、
償う事もせずに
歩き出した
罰なんだろう
今さら、
思い出すなんて
戻りたいとは
思わない
もう、あの頃には
ただ、時々
君が愛しかったと
思い出す
詩人:ゆぅ | [投票][編集] |
さっきまで
一緒にいたのに
もう、
"逢いたい"
少しでも
傍にいれる様に
あなた
考えてくれた
"明日も
電話するかも"って
言ったら
"しておいで"って
優しく
笑ってくれた
助手席から
降りた後、あなた
ドアに
手を掛けたまま
何か言いたそうな
顔してた
私は、次の言葉を
待ったけど
沈黙の後、
"じゃあね"って
あなた
ドアを閉めた
詩人:ゆぅ | [投票][編集] |
昨夜、何を
あなた
言いかけたの?
悪い話なら
わたし
聞きたくないよ
良い話でも
聞かない方がいい
今は‥
ねぇ、もう少し
傍にいたい
出来る事なら
ずっと
傍にいたい
あなたを
好きでいてもいい?
同じ気持ちには
なれない?
昨夜、
あなたの家から
見た月は
わたしの家から
見ても
同じ形してた
遠い空の下でも
あなたを
近くに感じた
詩人:ゆぅ | [投票][編集] |
今日は
逢えなかった
友達から
お呼びが掛かって
何やら
仕事の話らしい
嘘ではないみたい
裏付けは
既に取れてる
名探偵かって
これ癖
言葉の裏側
探しは
いつものこと
瞳を見れば
嘘かどうか判る
あなた
分かり易過ぎ
明日、
また電話するね
詩人:ゆぅ | [投票][編集] |
そんなに
鈍感じゃないよ
どちらかと
言えば
鋭い方だと思う
ねぇ聞いて
あなたの事なら
誰より
見ているから
空気も
読んでるつもり
だから、
あなたは少しだけ
突き放すか
優しくすればいい
それで、わたしは
YesかNoか
判断するから
どちらでも
関係は
変わらないでしょ
詩人:ゆぅ | [投票][編集] |
他の人が
聞き取れない程
小さな声で
視線で
その指先で
誘惑して
私を動揺させて
心臓の音が
聴こえたでしょ
ねぇ、
そうして
忘れたかの様に
帰っていく
あなたの
放ったらかしには
もう慣れたよ
相変わらず
胸は苦しいけれど
それは
何だか
心地良い痛み
詩人:ゆぅ | [投票][編集] |
あなたが
変な事言うから
わたし
また意識して
あなたの心
探ろうとしてる
最悪だ‥
悪夢なら
醒めて欲しい
あなたには
想像も
出来ないでしょ
また森に迷って
探して
落ち込んで
彷徨う日々が
どんなに
苦しいかなんて
明日の朝が
入り口
あなたの態度で
すべて
決まると思う
詩人:ゆぅ | [投票][編集] |
午前0時
"今夜しよっか"
友達がいるのに
小声で
あなたが誘う
動揺したの
分かったでしょ
午前2時
"今から来いよ"
呼び戻されて
わたし
飛んでいく
車のbonnetに
手付いて
茶畑で抱き合う
いつもより
激しく求め合う
月も星もない
空の下
生温い風と
あなたの躰だけ
感じてた
詩人:ゆぅ | [投票][編集] |
明け方まで
一緒にいたから
今朝は
Morning call
朝から
声聴けて嬉しい
顔見たら
思い出してしまう
昨夜の情事
仕事中なのに
不謹慎
溶ろけそう
いつもと
髪型違うあなた
また胸が熱い
躰から
好きが溢れそう