詩人:ゆぅ | [投票][編集] |
ひどい倦怠感
その前に
あなただけの場所
ぶち壊したい
そのつまらない世界に
飛び込んだら
もう抜け出せないね
それで良いって
わたしは
逃げ出したいのは
あなたの方じゃない?
まだ間に合うよって
囁いてあげる
最後の逃げ道だよ
笑ってくれる?
この先が
実は行き止まりでも
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あんなに
愛していた気持ちは
いつの間に
どこに
行ってしまったんだろう
もう何年も
傍にいたっていうのに
手に負えない
嫌悪感
触れられて感じてる自分に
吐き気がする
気持ちがなければ
こんなに
いつまでも冷えた指先
知らなかった
気付いてしまった
あの人ならば
気持ち良くなくても
きっと
満たされるって
さて、と
別れ話しなきゃ・・・
新しい恋、始める為に
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薄情なんじゃない
分かって
裏切られた瞬間に
別れる事を決めてるだけ
プライドで
許したフリをして
執着心で
愛してると思わせて
Xデーに「さようなら」
あんなに
愛してたけど
もう二度と
姿、見せないでね
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次第に幻滅していく
百年の恋も一夜にして、って
ねぇ、昔から
よく言うでしょう?
ママ、今度の人はね
違うの本当に
私、きっと
永遠に好きでいられる
彼が相手なら・・・
そう言ったわ
確かに。
彼の時も
あの人との時も
あなたの時も
例外なく
付き合えば付き合う程
幻滅していく
いつものパターンに
例外は
訪れるのかな・・・
あなたなら良いのに
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もうすぐ
同じ苗字になるけれど
まだ呼べない
あなたの下の名前
いつになったら
照れずに呼べるんだろう
最初から
名前で呼べる関係だったら
苦労しなかったね
半年後には
ちゃんと
名前で呼べるように
明日から頑張るね
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どうすればいいのか
分からなかった
幼かった
初めてだった
離れていく心を
指を咥えて
見ていた訳じゃない
泣いて叫んで
何度も縋り付いた
失敗だったと分かって
独りで泣いた
笑って気に入られようと
媚を売ってみた
それでも
あなたの心にはもう
私の何もかもが響かないんだと
分かっただけで
惨めだった
悲しかった
本当に好きだったから
でも本当はね
ずっと前から気付いてた
恐かった
さよならするXデーが
いつも
すぐ傍にいたから
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孤独とは
無縁の世界だったな
干渉と過保護と
守られていた世界の中で
世間知らずで
居られたら良かった
自由が一番悲しかった
自由が一番淋しかった
愛より男を欲しがった
盲目という言葉に
溺れていたかった
愛される事に
きっと慣れ過ぎていた
傷付いた時
痛い時
泣き叫びたい時
愛はいつも
私を裏切らなかった
私はいつも
愛を裏切ってばかりいたのに
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可愛らしい顔をして
まるで
眠っているようで
だけどもし
瞳が開いたら嫌だなとか
思いながら見た
昔何度か会ったらしい
あの人は
明日、焼かれます
記憶は殆どなく
思い出す話もないのに
さよならするのは
どうして
こんなに悲しくなるのか
大正、昭和、平成の時代を
生きてきたあの人は
明日、焼かれます
明日、灰になります
家族に
惜しまれながら
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良き時も悪き時も
富める時も貧しき時も
病める時も健やかなる時も
共に歩み
他の者に依らず
死が二人を分かつまで
愛を誓い
添い遂げることを
誓いますか?
「誓います」