詩人:ゆぅ | [投票][編集] |
じいちゃんが亡くなりました
母からの連絡
歩く事も出来なくて
耳も遠くて
でも呆けてなくて
会いに行くと
名前呼んで笑ってた
もうずっと前から
みんな
覚悟はできてたからね
涙より笑顔が絶えなくて
温かいお別れでした
忙しい両親の代わりに
可愛がって
傍にいてくれた
私と弟を
大事にしてくれた
感謝しきれないほど
愛をくれた
寂しくなるよ
また、会いたいね
ありがとう、じいちゃん
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こんなに可愛い寝顔が
悪魔になるんだ
間違わずに
育てられるのだろうか
こんなわたしに
誘惑ばかりの世の中で
綺麗になど生きられない
こんな世界で
こんな世界も
悪くないと思える
生き抜く力を
強い心を
育てられるのだろうか
成長しなければいけないのは
わたしの方だ
弱くてずるい心
この際
曝け出してしまえ
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感情的になったあと
ジンジンする掌を見つめて
ふと醒める
痛いのはあなた
あなたの涙
我に返っても遅い
それでも
抱きしめずにはいられない
あなたを
笑わせたいのに…
顔色伺わなくていいんだよ
ごめんね、ミーコ
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どうしても
男の子が欲しかった
けれど、
もう諦めるわ
望まれて、
望まれて、
産まれてきたのは三姉妹
19年前の夏の日
堕ろしたのは男の子
きっと男の子は
あの子以外には産まれない
わたしには分かる
だけど
誰も知らない
墓場まで
持っていく、秘密
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言葉にしなくても
同じ希望
同じ不安
同じ未来がくる
考え方とか
受け止め方とか
あなたと
わたしは違うけれど
心配事
不安
真っ暗な闇は
いつまでも
追っかけてくるけど
ひとりの時より
ずっとずっと
心が軽くなったんだよ
ありがとう
共有できる人がいるって
それだけでいい
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通りすがりの人なら
気にしないのに
毎日顔を合わせるとなると…
笑顔で挨拶
するりと交わされたり
かと思うと
親しげに話してきたり
愛想もクソもないな、
これが本音です
子供らしくない
蛙の子は蛙
だけど、娘の友達
苦手な人種
どう思われるかを
気にするより
どんな背中を我が子に見せるかを
大事にしよう
うん、そうしよう!
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携帯片手にイヤホンして
あなたの声聞くと
それだけで心が晴れてく
本当はダメなんだろうけど、と
届いた文字を
何度も読み返した
もしかしたら
同じ気持ちでいてくれてるのかな
リアルに繋がる事はなくても
オンライン上で
秘密の恋心、抱かせて
今はわたしを
きゅんきゅんさせて
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インしなければ
その存在すら忘れてしまう
浅くて 薄い
何の意味もない関係
本当の名前も知らない
住んでる場所も
年齢も
真実はわからない
それなのに
こんな気持ちになるなんて
ログオフできない
タイミング
逃したくないから…
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キミのことなんて
たぶん好きじゃなかった
あたしのこと
好きって言ったくせに
いちばんに
見てくれなかった
キミのこと
何にも知らないけれど
何かが始まって
突然、終わってしまった
キミはもう
あたしのことなんて
忘れちゃったかな
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短く濃い日々だった
当たり前に
毎日が過ぎていって
あっという間に
溜まって
溢れて
こぼれてしまった
短い恋だった
想いが
交差した瞬間から
何度も、何度も
伝え合って
別れの
傷も深くなった
いつか、なんて
二度とない
もう交わる事さえない道
短くて儚い
そんな日々だった
忘れない
あなたの名前だけは