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ゆぅの部屋


[442] 盛夏の夜
詩人:ゆぅ [投票][編集]

褪せる
記憶の中で

薄笑いの
あの人
覚えてるのは

祖母が
付けたと語った
珍奇な名前

それから
背中に
彫られた刺青

1980年代の
髪型に
細身の体付き

あたしは
まだ
青臭い餓鬼

純粋さを
失くしたのは
あの晩

裏表の
愛を見た所為

2005/06/30 (Thu)

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