ホーム > 詩人の部屋 > ゆぅの部屋 > 二度目の秋

ゆぅの部屋


[918] 二度目の秋
詩人:ゆぅ [投票][編集]

受話器持つ手が
震えたり

第一声に
迷ったりして

たかが電話なのに
緊張して

傍にいると
愛しくて幸せで

喧嘩さえ
大事に思えて

あなたを想うと
切なくて

逢えないと
ただ、逢いたくて

あなたを想う
一日が
何百日も重なって

春夏秋冬
今、あなたと過ごす
二度目の秋

電話で
緊張するのも

愛しくて
抱きしめたいのも

逢いたくて
逢いに行く夜も

一年前と
何も変わらない

変わったのは
関係と
ふたりの距離だけ

2009/10/20 (Tue)

前頁] [ゆぅの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -