なぁ

そんなの良いよ

なんもいらねぇ

ただそばにいろ

何も考えんな

俺がお前を守るから

世の中には


自分みたいな奴は沢山いる

そう思えば


楽じゃないですか？


気休めでも


良いんじゃないですか？


それが＋になれば


良いんじゃないですか？

楽な道なんてなく

誰だって通るもの

俺はこういう人生なだけ

金持ちが羨ましく

妬ましく感じることもある

なんで俺だけ？

なんで俺がこんな目に？

そう思いながらも

今を必死に生きて

家族を養って

俺は俺の人生を全うする

今はもう


迷わない

深い闇の中

佇んでは

一人泣いていた

訳も分からず

がむしゃらに歩いて

見えてきた光

俺に手を差し伸べてくれた君

今度は俺が

エスコートするよ

今を生きるって

凄い事なんですよ

今を懸命に頑張るってことなんですよ

でも

今の若者は意味をはき違えてる

楽しけりゃ良い

それはまだ分かる

何も考えずに遊んでりゃ良い

…

それはおかしいと思う


今


そんな軽い気持ちで良いんですか？

今を生きるって

分かっていますか？

此処には俺がいる
お前がいる
皆がいる

同じ者などいない
ただ一人一つの命が存在する

ある者は元気に
ある者は絶望に
それぞれの思いが漂いながら
此処は存在する

立っていようが
座っていようが
皆は此処にいる

ある者は信頼され
ある者は騙され
ある者は戦い
ある者は膝から落ちる

一瞬…一瞬が積み重なって
時計の針は進む
今此処にいる者達の為に

降り続く雨

ただ過ぎ行くまで

降りしきる雨

身に染みるだけ…

歩みを止めたら
そこで終わり
かといって
ただ歩むだけじゃ
意味がない

目を閉じれば
そこで終わり
でも休みを取る為に
瞬きをする

一つ一つの動作に
意味はある
だから僕等は生きる
何か目的を持てば
些細な事でも
意味を成す

日に日に曇る会話に
いつの間にか二人の間に
出来た溝
二人で見てきたビジョン
思い描いてきた日を
俺が消し去った
分かってやれなかった
彼女の夢という希望
自暴自棄の日々を
過ごした君を
愛しくて
でも俺がバカ過ぎて


俺が幼かったから
お前は俺から離れた
俺が子供だったから
お前は一人で泣いてた
俺が幼かったから
お前は俺から離れた
俺が救ってやれなかった
うずくまってたお前を