詩人:大さん | [投票][編集] |
明日を迎えることが
どんなに辛いだろう
二人を離す時が
徐々に近づき
僕は笑顔で言った
「君の夢なんだから」
「俺は構わないから叶えるんだ」
君はいきなり抱きつき
僕の胸で泣いていた
僕はそんな君を
ただ抱きしめていた
さよならと二人に言うんじゃなく
今までの日々に向かって
明日からまた別々の道へ
行くけれど
心はいつもここに
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たった一言
その一言が言えず
離れていくお前
「好きだ」
それだけなのに
言えない
明日には
お前は旅立つ
せめて
飛行機に乗る前に
一言
俺から好きという言葉を
旅立たさせるよ
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軽はずみな行動が君を怒らせ
傷つけた
二人で行ったあの街も
二人で乗ったあの電車も
もう
二人でいることはないんだね
俺には君を愛する資格はない
分かっているけれど
まだ…君を…
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家がある
迎えてくれる家族がいる
あったかいご飯がある
娘の笑顔が見れる
妻の声が聞ける
その全てを
一瞬で失った時
俺は声にならない叫び声をあげた
相手は21の大学生
酒を飲んで運転していた
俺は殴った
目の前でいなくなった
その悲しみすら忘れて
ただひたすら殴った
気付いたら相手は気絶してた
後日親に連れられ謝ってきた
一人でくる度胸もないのか
妻は
娘は
帰ってこないんだぞ
18の時から
過ごした季節を
返してくれよ…
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この道をただ
歩いてくなら
それなら俺はまだ
あの町の中
佇んでいるから
お前は新たな
道を選べるから
俺もまだまだ
終われないから
お前となら
進んでいけるかな
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母さんと親父が別れた
幼い俺は分からなかった
大きくなって
理由を聞いた
俺は親父を恨んだ
でも今は違う
感謝している
今の自分があるのは二人のおかげ
長男として家族を守る
その責任が今の俺にはある
居心地は悪くない
俺が親父の代わりに家族を守る
それが今の俺の使命
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俺は犬
ご主人に散歩してもらってる
俺は犬
エサは絶対ドッグフード
俺は犬
寝る場所は布団
俺は犬
撫でてもらうのが好き
俺が寝たきりになった時
ご主人は哀しそうな顔してた
そんな顔するなよ
俺はご主人の笑顔が好きなんだ
涙流すなよ
でも眠くなってきたな
ご主人ごめんな
俺は眠いよ
俺は犬だから
限界だよ
ごめんな
ご主人
おやすみ…
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体育館に響き渡る
僕らの笑い声
いつもと変わらない校舎
皆微笑ましかった
黒板には皆への
贈る言葉
楽しかったよ
楽しかったよ
今も胸の奥に
また会いましょう
また会いましょう
終わることなどないから
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心に手をあて
聞こえてくる
懐かしかったあの日の声
笑い合った
語り合った
全てが宝物だった
いつまでも
いつまでも
部屋に埋もれてる
卒業アルバム
哀しみじゃなく
不安でもなく
開くと嬉し涙が溢れて
「頑張れ」と
届いてくるような
背中押して勇気くれた
さようならを
さみしく言わないで
新しい始まりだと
感じてたいから
ありがとう
今羽ばたこう
これからもずっと
僕らは終わらないから