詩人:大さん | [投票][編集] |
流れゆく涙はどこまでも
闇の間をさ迷ってる
辿り着く場所はもう二度と
踏み入れる事は出来ないの…
寂しさ紛らわすように
商店街を歩いてる
いつもと変わらぬ景色
ただ違うのは自分だけ
平気な顔をしていても
心の中はうつむいて
雨に濡れた看板が
頬を伝い流れてく
消えそうな幸せが
目の前で止まっている
鳥の羽根が濡れ
羽ばたく事も出来ずに
雨宿り
ただ…辛いだけ
流れゆく涙はどこまでも
闇の間をさ迷ってる
辿り着く場所はもう二度と
踏み入れる事は出来ないの…
雨が止んだ午前0時
人の影は消え
明かりが消えゆく
希望がくすぶる
途中で絶ちたくなった
それでも涙が包み込み
心を潤していく
優しく声をかけている
もう背は見せない
立ち止まらない
涙が背中を押して
幸せが手をさしのべる
滴につまった思いは
いつか解き放たれ
輝く明日に
線路を敷いていく
流れゆく涙はどこまでも
闇の間をさ迷ってる
辿り着く場所はもう二度と
踏み入れる事は出来ないの…
流れゆく涙はどこへ行く
闇の間をさ迷ってる
帰り着くあの場所へ
一歩ずつ歩んでいく…