詩人:なってくる | [投票][編集] |
今朝は人混みと息が合わない
何度もぶつかりそうになって
T字路でヒヤッとする
「授業中だけ天気がいいんだよな…」
ワクワクをもたらす久々の青空が
校庭とおしゃべりの話題も尽きて
もてあましてる
登り坂
ネガティブから吸い上げられる嫌んなるズルい空
ペダルにかけた足に
より一層 力が入る
街路樹くぐり抜けて
見つめる飛行機雲のアーチ
→海へ行こうと誘われた
ノーブレーキで下り坂
僕をすり抜ける風速に
浮力を蓄え
瞬きが快感
海に飛び込む前に
空に溶けてしまいそう
さっきまではなんだったんだ?
、なんて
そんなこと
今は夢中だから忘れてるとこ
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いざ この 壮大な回り道
無駄だと笑うだろうか
今 この 絶大な殴り書き
ガラクタだと笑うだろうか
“美しさ”失って
正解隠したソイツラは
‖
目失って
目隠ししたよなボクタチは
その目そのものが黒いから
見えないだろうか
も一度
白目剥いて
瞼閉じて
白い歯見せて
夢見て笑えるだろうか
この挑戦、
面白がって
目 見開いたら、
一息で乗り越えてほしい
人類に。
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僕の中でハジケたもんは
ビッグともバンとも言わずに
お腹空いて、、
それからどうしたの…??
手始めに何処から創るか考えてて 、
そこまでは覚えてて 、
「間違えてもいいから決めなさい」って
お腹は大混乱で
「何迷ってるの早く決めなさい」
で
沸騰して
「いい加減にしなさい」で
吹き零れて
カレンダーマーチを唄う
詩人:なってくる | [投票][編集] |
《
僕が居なくなって
初めての雨の日に
ゴーグルだけ掛けて
外へ出て
見上げてみてほしい
君に降り届く雨
真っ直ぐに受け止めて
ぎこちなく、
話し掛けてみてほしい
「雨ってほんとはいいやつなんだ」って
その時、
ほんの少し
ほんの少し、
わかってやってほしい
雨に僕からも言っとくから
僕の
代わりがいくら居たっていいんだ
構わず次の傘を買って
今度はさ、
もっとお洒落なやつにしなよ
だから すぐじゃなくていいんだ
僕の何十本も先で
いつか二人、仲良くなれる日が
、来てたら嬉しいな
》
────覚えててくれたんだね、
見つけた君のゴーグルの中
大きな大きな雨漏りに
僕は、
すごくすごく、…
。
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僕は僕が持ってるものしか渡せなくて
僕の持ってるものなんて
どれもみなちっぽけだって、
わかってた。
わかってた。 、けど
どうしても、
どうしてもさぁ、、
あのとき 貴女が
言葉よりもでっかい何かで
僕を変えてくれたみたいに
僕もそんな何かを
貴女に渡したかったんだ…
詩人:なってくる | [投票][編集] |
止まって居られないなら
いつか思い出せますか
消し去ってしまえないなら
壮大な落書きでいいですか
間違えて創ったのなら
言い訳を聞かせてもらえますか
通り過ぎた過去が踊る
今は今も流動体
矛先はいつも未来に
飛ばした紙飛行機
走って追い越して受けるように
あの、その、きっと居てほしい自分目掛けて
飛んでゆけ紙飛行機
受け取ってもらえると信じて
詩人:なってくる | [投票][編集] |
能ある鷹は
爪など要らぬ
能ある鷹は
他を想う
能ある鷹は
自害する
能ある鷹は
存在出来ぬ
我が子は それに 気付かぬよう
能ある鷹は
能ない鷹を
産むだろう