詩人:なってくる | [投票][編集] |
ゆっくり生きられないから
最期は吸って終わりたい
この世の思い出
ありったけ胸に詰め込んで
しあわせに 死んでく
ごめんなさいって思いながら
ありがとうって伝えて
自信持って
悔いな〜し!って笑ってく
そして愉しく死んでたい
しばらく落ち着きたい
死神さん、僕ね、
いつ来たって受け入れるけど
いつ来たって夢追ってると思う
すごく、勝手だから
どうしても哀しませると思う
どうしても傷付けると思う
どうしても忘れると思う
また白々しく
好きって言うと思う
詩人:なってくる | [投票][編集] |
《もう どう転んでもいいぜ!》
大船を乗せた大海を乗せた地球を乗せた宇宙を乗せた絶大に乗った気持ちでいればいい
君が「不安だ」って言うと
君が欲した五千倍くらい
ワクワクさせ過ぎるから覚悟しといて
君が「怖い」って言うと
君が望んだ五億倍くらい
楽しみにさせ過ぎるから覚悟しといて
見失ったらその度に
五月蝿いくらい
《大丈夫!》って気付かせてあげる
何回離れた手だって また繋ぎ直して
痛いくらい握っててあげる
何度裏切ってくれても
呆れるくらい信じ抜いてあげる
しつこいくらい
君が好きなので、
苦しいくらい
抱き締めてしまいましょう。
ここは僕の奢りで。
全部僕のせいで。
《いつも僕を僕にしてくれてありがと!》
詩人:なってくる | [投票][編集] |
優しさの
塊みたいな
人になりたいです
簡単に
崩れてしまって
それさえも
受け入れてしまうほどの
湿った夜風に
滲んだ街灯
まいったな。。
今夜はしみる
首筋から耳の奥に伝染して
壊れそうな顔で
見つめて震える
本当に伝えたい叫びは
そこにあるんだ
苦しいは苦いって書くのね
雨上がりの道路のにおい
向かって来て過ぎていくネオン
優しさって案外遠いんだね
ねぇ
その風邪僕にうつしてよ
僕を殺して みんな治まってくれないかな
みんな笑ってくれないかな
ダメかな?…
死んでもいいから
人じゃなくていいから
優しくなりたいです
僕が生きたこと
後世は知らなくていい
これは喜劇
ヒーローなんていない
詩人:なってくる | [投票][編集] |
真昼のスカイイエロー
思いっきり生きて
空に弾けつくよ
バカが生きづらいのはなんか違う
ブサイクが胸張れないのは全部違う
勝つことでしか価値を認められない僕らじゃない
強くなってでしか生きたくなれない僕らじゃない
さぁ 手を取って風に乗ろう
僕らそれぞれの美学で耀くのさ
史上 史下 史中 史右 史左
自由に歩き回れば行き止まらない
獄中 空中 宇宙 胸中 夢中
走り出せばその先で景色は変わる
真夜中のスペースネイビー
思いっきり跳んで
空に溶け出すよ
ワケもなく嫌いになったなら
ワケなんてない好きに生まれ変わるから
何かわからないままで
この気持ち大切に抱くんだ
詩人:なってくる | [投票][編集] |
君に訊かれた
「生きるって何ですか?」
あれからずっと考えてた
探してた
君の眼鏡を外そう
君の前髪を切ろう
新しい靴をプレゼントするよ、
一番似合わない靴
悪いけど、泣いてる暇はないからね
笑ってもちゃんと見てなよ
しゃぼん玉を飛ばそう
かざぐるまと走ろう
知らない道を通った先の
商店街の横路へ
あの小説の続きを見に行こう
腕相撲の決勝戦に飛び入り参加しよう
最上階のレストランをドタキャンしよう
美術館を最速タイムで駆け抜けよう
そうだ、あのパラグライダーに乗ろう
どうせなら
世界が愛して止まないほど
甘え抜くのです
森が貴女を護り
風が貴女に寄り添うでしょう
巨大なトランポリンで空に寝よう
次はジェットコースター回ろう
文化祭のお化け屋敷で変装して
信号機に登ろう
何処の花屋にもない、
タンポポを胸に飾ろう
一日早く学校に行こう
誰もいない夜のプールに飛び込もう
墓石にキスしよう
大統領をナデナデしよう
水溜まりにすきって書こう
草原を走り 綿毛を追って
洞窟を抜けて 海に出よう
寝転がって 目を閉じて
目蓋の奥で 花火になろう
雲に潜って 泳いで浸って這い出た先で
千年前に消えてた星と唄を歌おう
ほら
もう
君にしか似合わない靴
さぁ帰ろ?
何も言わずに手を繋ご?
もっともっと僕といよう
そう言って 別れよう
詩人:なってくる | [投票][編集] |
涙 が
「元気出して」って
言ってるのかもしれない
あなたの涙は
あなたの一番近くで
あなたを聴いて
あなたを見て
あなたをわかって
今
あなたに会いに来た
一度きりの
一瞬の
生涯なら
この瞬間にする って
たった今、
流れたんだ。
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出会って出会って世界を拡げるために 生きてます
感動するために 生かして頂いてます
楽しくて面白くって 生きてしまっています
気付いた頃には 生まれていて
気付く前を 知りません
知らぬ間に 感謝を覚えて
知る前から
感謝したくていたのでしょうか
もう 何度も尋ねているのに
森も土も 海も星も
まるで 「人類かわいい」とでも言いそうに
なーんにも 言わないので
僕は ただただ
つられて 笑ってしまうのです