生涯の終わりというのはきっとこの心地だろう失われていく意識の中で最後に焼き付けるこの世の触りが生温くて、芯が冷えた風大切だった仲間いつもまでも続くみたいに今日もふざけたノリで終わりに向かっていく夏の夕焼け優しく目を細めた水平線約束された、さよならの匂い
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