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なってくるの部屋


[174] 春、
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春、


儚い命。


午後2時ようやく布団から這い出した1Kの部屋で座り込み、解凍したエビピラフにパセリを振りながら、窓越しに世界を観る。
時は命。年々老いて深まる顔の皺に思い焦る。

本当はこの生き方に自信などない。
生きるのは初めてだ。人生の先輩など死んだ人だけ。
本当は暫し荷を降ろしたい。
微睡んでいないとき私はいないのである。

2016/04/09 (Sat)

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