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中村 休落の部屋


[5] 毒害
詩人:中村 休落 [投票][得票][編集]

楽しくても、そうでなくても、あたし君に泣き顔見せたくないから、
つまんないふりするの、泣きたいよ本当は あなたの腕の中で。
だって存在する意味がほしいの、「みんな死んでほしい。」って言っても
何もならない、思いどうりになることなんて何一つないでしょう。
それはあたしがおろかだからよ、いつだってあたしが欲しいなんて言っても
あなたが満たされるわけじゃない、あなたは私を愛しているの?
あたしが特別な存在になりたいって思うその理由(わけ)は、あなたが抱いてくれる
からよ。なのに、私はひどい女よ、誰もつつんであげられない。あたしって昔、あの子
をいじめてたの、その子が死んじゃって、私は殺されると思うは、きっとあたしは
殺されるのよ。何もかもメチャクチャよ。
春は遠い、いずれにしても、
女は自殺した。二人の女が自殺したことで町はざわついていた。
女の自殺にまきこまれた男は証言台に立たされこう言った、女を想っていたがそれ以上
のことは思っていない。
女は結局、愛されずにこの世を去った。きうすな社会、その間にチラとかいまみる、
魔物の影、男は後に、女の命日に足をはこんだが、泣きくずれている両親に
わびたという。いじめられていた女に私はこう言っていた「あんたなんか、私に助けを
求めるなんて甘いんじゃない、昔の思い出なんか捨てるべきよ、親友だったことなん
て忘れなさい。」明日、おくじょうで待ってるー。



2014/06/15 (Sun)

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