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ABの部屋


[85410] アクアリウム
詩人:AB [投票][編集]

駅の

アーケードと一本違う道を歩くと
茶色のビルが並び
そこには
いくつもの水槽があって
そのひとつで
君が泳いでいると聞いた

どこにも
ほんとの魚なんか
いない
ってこと
確かめるほどの
勇気もなく
茶色のビルを通り過ぎ
あの角を曲がると
魚とカルキと
君の匂いがする

そんな気がする


2006/09/10 (Sun)

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