詩人:あきら | [投票][編集] |
自分は汚れている
今の自分なんて嘘で固められた人間だからだ
なにかあっても嘘でごまかして生きてきた
もうこの汚れは落ちることはないだろう
むしろ嘘を隠すために今後さらに汚れていく
もう、戻れない
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僕の命の灯火はまだ燃えてる。
照らす方向なんてずっと見つからない。
当てもなく明かりを向けてみても僕の目に写るものは真っ暗な空間だけだ。
消えてしまいたいときもある。
でも強い向かい風が来てもみんなが僕の周りを囲んで守ってくれる。
君がいるから、みんながいるから、僕の灯はまだ燃えてる。
僕の明かりは照らす場所も見つからない。
でも、君までは届いてる。
君のことを照らすことは出来てるよ。
君がいてくれるから、みんながいてくれるから僕は一人じゃない。
迷わないで進んでいけるよ。
照らす場所は探さなくてもすぐそこにあった。
僕が照らしたりしなくても輝いてて、暖かかった。
いつまでそばにいてくれるかわからない。
けど、みんながいるから、僕の灯はまだ燃えてる。
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人の数より車の数のほうが多い。
聞こえるのは車のエンジン音と僕が自転車をこぐ音ぐらいだ。
少し耳をすましてみるとどっかで犬が吠えている。
遠くの電車の音がする。
街灯の光の輪の中を自転車で通る。
団地の窓がポツンポツンと光っている。
帰ってくる人とそれを待ってる人がいる。
さっ、はやく家帰ろ。
ただいまー。
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手の届くものは全部、なにもかも守りたかった。
誰にも悲しい想いをさせたくなかった。
でも、守りたくて精一杯伸ばした手は、逆に守りたかったものを、守らなくちゃいけないものを傷つけた。
僕は怖くなった。
自分自身を憎んだ。
手を広げる勇気もなくなった。
広げるほどの手も自分にはないことに気がついた。
自分の手は思ってたより小さくて、なにもかもこぼれ落ちそうだった。
気がついたときにはなにもかもこぼれ落ちていた。
この手を広げても愛する人を抱きしめることはできない。守ることもできない。そう思って拳を握った。
なにからも逃げたかった。
拳で振り払いたかった。
そう思ってしまう、そんな自分が嫌だった。
そんな自分から逃げたかった。
否定したかった。
その苦しさから逃げたくて、自分の為にもう一度だけと思って拳をほどいて手を広げてみた。
守れるものはまだ少しあった。
もう、絶対離したくなかった。
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あの日、君を想って夜空を見上げた。
僕が思った以上に星はきれいだった。
君を想っているだけで僕は満たされていた。
あの日、君を想って夜空を見上げた。
僕が思った以上に星は輝いていた。
君に思いを届けたくて、僕の心は躍っていた。
あの日、君を想って夜空を見上げた。
僕が思った以上に星は少なかった。
君に思いが届かなくて、僕の心は泣いていた。
涙が夜空を覆っていった。
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今まであんまり考えないでこの道を歩んできた。
振り返ることもせず 振り返っても見つめなおそうとしなかった。
でも 君に みんなに出会えたから 今までのこの道に目印があるんだ。
あの頃を思い出せるんだ。
今まであんまり考えないでこの道を歩んできた。
この先どう進むか 正直よくわからない。
でも これだけは言える。
みんなと会えて 僕の人生に道が出来たんだ。