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尚由の部屋  〜 投稿順表示 〜


[1] 2つのおしり
詩人:尚由 [投票][編集]



雨の日の夕方


あなたと一緒、家への帰り道の途中で
道ばたに座るアマガエルを見つけました。

あなたはすかさずしゃがみこんで
アマガエルを見つめます。



2歩手前にはアマガエルのおしり


1歩手前にはあなたのおしり




同じ格好のおしりが2つ見えます。

2010/07/22 (Thu)

[2] 宝物
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道ばたの草むらで
あなたと二人、体を折り曲げしゃがみこむ。


草むらに生えるシロツメグサを
一つ一つ、あなたに手渡ししていく。


あなたの手はとても小さいから
すぐに両手がシロツメグサで一杯になる。


それでもあなたは、「もっと。」と欲しがるので
また一つ一つ手渡していく。


あなたは大事な宝物を落とさないようにと
真剣な顔をしてシロツメグサを受け取る。



宝物のシロツメグサ




宝物の瞬間


2010/07/22 (Thu)

[3] 信号待ち
詩人:尚由 [投票][編集]


信号が青に変わるまで、
あなたと横に並んで話す。


さっきまでスピードをつけて自転車を漕いでいたから、
あなたの前髪は立ったまま。


あなたにとっては恥ずかしいだろうけど、
わたしにとっては可愛く映るので、言わないでおく。


ちらちらと可愛い前髪を見ながら話す。



信号が青に変わる。




次の信号を探す。


2010/07/22 (Thu)

[4] ほおの赤
詩人:尚由 [投票][編集]


赤ちゃんのほおは真っ赤っか。
何をしていても真っ赤っか。

笑っていても、
泣いていても。

お母さんとはしゃいでいるときも、
何か夢中になって静かにしているときも。


でも、年小さん、年中さん、年長さんと成長していくうちに
その赤はうすれていく。
少しずつうすれていく。


そして小学校に入るころには消えてなくなる。


しばらくお預け。

ほおの赤はお預け。




やがて恋いこがれて、ほおを赤くするその日まで。


2010/07/22 (Thu)

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