詩人:トリ | [投票][編集] |
モテすぎちゃってごめんなさいね
私を取り囲む方々が素敵すぎて
あなたが石ころかと思って
蹴とばしてしまいましたわ
本当にごめんなさいね
仕事できすぎちゃってごめんなさいね
私が仕事できすぎるあまり
あなたが遊んでるのかと思って
ハローワーク紹介してあげようと
思ってしまった私の親切心を
お許しくださいませ
あらあなた 仕事してたのですね
友達がいすぎてごめんなさいね
あなた友達それしかいないなんて
異性の友達もそれだけで
その小さな縁でまさか恋を見つけようなんて
そんな無茶なことをしてるなんて
思いもよらなかったので
あなたに慈悲深い眼差しを向けるわたくしを
お許しくださいませ
で?あなた、他に私にかなうことは?
ないですわよね
…なんて。
言えるようになりたいのです
それまであなたはそのままでいて
そのままのあなたがステキですわ
そう、そのまま、そのまま
私がこの謝罪文を読む、その日まで
詩人:トリ | [投票][編集] |
未来の私ー!元気ー!?
私は元気だよー!
今なんさいになったー!?
私は小学6年生になったよー!
字もうまくなったでしょ!えへん!
絵だってなんでも描けるんだよ!
悩みも全部解決してあげられる!
だから、未来の私が悩んだら、この日記を見て!
まず、好きな人にフられた!?
そんなの、新しく好きな人ができたら関係ないんだから、いつまでも考えるな!世界にはいっぱい男がいる!!!
学校の成績が良くない!?
勉強しろ!
いじめられてる!?
そんなの、自分で今まで戦ってきたんだから、自分でなんとかしろ!私ならできる!
あと、死にたい!?
生きてたら絶対いいことあるんだから、それまで生きろ!そしたら絶対、生きててよかったって思うから!
まずはそんなもんかな?
あんま深く考えないで、とりあえず生きることだけ考えて!絶対に生きててよかったって思う時がくるから!
私もがんばるから!
だから、絶対生きててね、私!
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面白くもないのにニコニコして
思ってもないことペラペラ話して
無駄にペコペコして
でも無表情な"中身"
仮面はどんどん
分厚く 冷たくなってゆく
鎧のように 重い 重い 仮面
これが大人という"仮面"
それを被っていないと
脆くて 壊れそうで
寒くて 凍えそうで
あまりに 醜くて
弱い 弱い 私には
この世界は あまりに残酷すぎるから
ただ自分の為に
生き残る為に
今日も
面白くないのにニコニコして
思ってもないことペラペラ話して
無駄にペコペコして
結局"中身"は…
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なんだか違和感を感じて
触ったらシコリができてた
痛くもないし 痒くもない
触っても何も感じない
赤くてプルプルしてる
潰してみたら心臓が出てきた
心臓は触っても痛くない
痛くないように守られてる
親友に裏切られても
恋人に浮気されても
誰かにいいように使われてても
例え全世界の人から嫌われてても
痛くも痒くもないように
だから僕は無敵
怖いものなんて何もない
心臓を刺されても
痛くない
ああ なんて幸せだろう
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難しいことは分からん
アホだから
将来のことも分からん
アホだから
失敗した後なんて知らん
アホだから
やってみなきゃ分からん
アホだから
ただやってみたいことやって
食べてみたいもの食べて
着てみたい服着て
ドヤ顔してりゃ ほら
なんとかなるでしょ?笑
いっぱい失敗して
食べたものがまずくて吐いて
服がダサイだの変だの言われて
それでいろいろ学んでいきます、ハイ(笑
だから何も考えないで
ただそこに道があるから前に前に進んで
崖があったらその時考えます
崖無かったら考えた分損だよね?
私の人生だもの
失敗しないようにじゃなくて
悔いが残らないように生きたいじゃない
それが私の進路希望です
進路しっかりしすぎて
こんな狭い欄に書ききれないんですけど
どーします?
詩人:トリ | [投票][編集] |
ここは あの日の帰り道
8年前のあの日
虚ろな目をして歩く私
私にしか聞こえない声で問う
「あなたは変れましたか?」
「毎日楽しいですか?」
「生きる意味を見つけましたか?」
「やっぱり生きてた方がいいですか?」
「今、幸せですか?」
たくさん、たくさん質問したね
私もいっぱい質問したかもしれない
ちょうど、学校の帰り道
この場所で
私は変われたよ
あなたができなかったこと、いっぱいできるようになった
毎日朝早く起きて 仕事して
お小遣いなんてなくても たくさんお菓子も漫画も買えるようになった
やろうと思えば 一人でも暮らせる
そうそう 車も運転できるようになったよ
それと たくさんの仲間ができた
今より たくさん たくさん
いろんな人と出会ってきたよ
地元の学校なんか 小さい世界だね
世界はずっと 広くて輝いてる
今は何も見えなくても きっとキラキラしたものが見えるようになるよ
ただ 君にはできて 私にはできないこともある
何かを想像したり
悩んでみたり
なんだかいっぱい考えてたみたいだね
今は何を想像してたのか
何を悩んでいたのか
さっぱり思い出せないんだ
まるで違う人の記憶のよう
だから 大事に大事に悩んでね
悩んだ数だけ 楽しく思える
暗闇から抜け出した時の
まぶしいほどの世界を味わって
あの時の私は
相変わらず虚ろな目をして
地面を見つめて歩いている
私の声は 聞こえない
私は、空を見上げて問いかける
「今、あなたは幸せですか?」
答えは、聞こえない。
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おしゃれなものに囲まれて
素敵なお店で食事して
時々ちょっとカッコイイ人たちと
大勢の仲間たちと
青春してる "顔の本"の君。
吐き出したいものも吐けず
脆くて汚いその心を抱えたまま
毎日つまらなく生きて
せめて写真の中だけは楽しくいようと
頑張ってるって笑顔だな
それが君の"顔"なのかい?
ここは、見栄っ張りの集い。
人からどう見られたいかの"顔"が集まる
見栄っ張りの"顔の本"
本当の声なんて、聞こえやしない。