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ねじまきうさぎの部屋


[25] 燃えるゴミ
詩人:ねじまきうさぎ [投票][編集]

こんな紙切れ一枚で
俺の何がわかるというんだ
俺という存在は
あんたらにとって
こんな薄っぺらいものなのか?
ああ 情けねぇ
こんな紙切れなんて
丸めて捨てちまえ


それから数年たって
大人になって会社に勤めて
そこそこの地位について
人を選ぶとき
やっぱ薄っぺらな紙を見ている自分に気がついた
笑っちまうよ
あの頃の俺こそが
くしゃくしゃに丸められて
燃えるゴミに捨てられちまったんだから

2006/01/10 (Tue)

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